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【台風9号】10日夜にも台湾本島が暴風域入りか、災害対策センターが警戒態勢

10/07/2026 22:07
編集: 中野理繪
台風9号(バービー)が台湾に近づく中、中央災害対策センターは10日午後、台風の暴風域が同日深夜にも台湾本島に入るとの予測を発表、警戒態勢をとっている。(写真:Rti)
台風9号(バービー)が台湾に近づく中、中央災害対策センターは10日午後、台風の暴風域が同日深夜にも台湾本島に入るとの予測を発表、警戒態勢をとっている。(写真:Rti)

台風9号(バービー、台湾華語名:巴威)が台湾に近づく中、中央災害対策センターは10日午後、台風の暴風域が同日深夜にも台湾本島に入るとの予測を発表しました。同センターはまた、現在、台湾全土17の県市ですでに最高レベルの一級レベルでの対策センターを立ち上げていること、そして、台湾南東部・台東で8メートルの高波が観測されたことも発表しました。同センターの指揮官を務める内政部(内務省)の劉世芳・部長(大臣)は、各関係機関に対し警戒を一層強めるよう求めるとともに、多様なメディアを活用して人々へ注意喚起を行い、台風対策を徹底するよう指示しました。

中央災害対策センターは10日午後、台風9号に関する第4回作業会議および情報分析会議を開催しました。会議の中で交通部(日本の国土交通省に類似)中央気象署は、現在、台風の勢力はやや弱くなり中度の台風(台湾基準)になったものの、暴風域は依然として非常に大きいと説明。予測では暴風域は10日午後10時ごろに台湾の近海に進入し、11日午前3時ごろに台湾本土へ達し、12日午前7時ごろになってようやく台湾本島を離れ、完全に遠ざかると見込まれています。

中央気象署は、10日午後2時の時点で、台東で6メートル以上の高波が観測されており、台東県成功鎮の沿岸では8メートルを超える高波が観測されたと発表。さらに11日には、台湾中部以北の沿岸で6メートルを超える高波が発生すると予測しています。気象署は、引き続きエリア警報情報を通じて当該地域の住民に避難を呼びかけるとともに、海辺での活動を行わないよう注意を促しています。

また、台風9号の接近に伴い内政部消防署は10日午後3時の時点で、台湾全土の17の県市が一級レベルの災害対策センターを開設していると説明。このほか、南部・嘉義市、台東県、離島・連江県は二級レベルで開設、離島・澎湖県は三級レベルを維持しており、離島・金門県はまだ開設していないということです。

劉・部長は、予測では10日夜にも台湾本島は暴風域に入る見込みであり、夜遅くになるにつれて風雨は次第に強くなるだろうと指摘。各チームに対し、警戒を一層強めるよう指示したほか、山間部では落石や土砂崩れ、鉄砲水に、また低地エリアでは浸水や洪水への対策を徹底するよう求めました。また、災害が発生しやすい孤立した地域や堰止湖の警戒エリアについては、日中のうちに予防的な避難と避難所の確保を完了できるよう地方自治体が支援する必要があると述べました。

劉・部長はさらに、強風や高波に関する予報や、交通規制、陸・海・空の交通機関の運休情報などについても、エリアメッセージや多様なメディアを通じ適切なタイミングで警戒情報を市民に発信していくと強調。また、ちょうど夏休みと週末に重なるため、広報チームは地方自治体と連携し、多様な情報発信手段を通じて、登山や、波を見るために海岸に行くなどの屋外活動を控えるよう人々に呼びかけるよう指示。市民に対しては、台風への備えを万全にし、自身の安全を確保するよう求めています。

中央災害対策センターの副指揮官をつとめる内政部の呉堂安・次長(副大臣)は、イギリスが先ごろ、台湾の各行政機関に対する国民の満足度調査を実施したところ、中央災害対策センターが発表した情報が最も高い満足度を獲得し、多くの国民から信頼と評価を得ていることが明らかになったと述べました。また、災害時に最も警戒すべきものの一つが誤情報や偽情報であると指摘し、各対応チームに対し、引き続き体制を維持するとともに、向上を図るよう求めました。

(編集:中野理絵/豊田楓蓮/本村大資)

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