最近、香港の多くの独立系書店が相次いで捜索を受け、関係者が拘束されていることを巡り、頼清徳・総統は16日、SNSに応援メッセージを投稿し、どの独立系書店も皆、思想を守る上で重要な拠点であると指摘。このところ香港では多くの独立系書店が相次いで捜索を受け、関係者も拘束されており、香港の出版や読書、言論の自由が、まさに継続的かつ深刻な圧力にさらされていると懸念を示しました。
頼・総統は、書店は単に書籍を販売する場所ではなく、思想の交流、そして社会の記憶を保存する重要な空間である。今、書籍が犯罪の証拠となり得る状況のもとで、書店は見えない「レッドライン」を繰り返し推し量ることを余儀なくされている。このような圧力のもとでは、人々は自由な思想と表現ができなくなり、公共の議論の場も狭め続けられていると指摘しました。
頼・総統はまた、台湾はかつて書籍や出版物の発禁や、言論弾圧が行われた戒厳令時代を経験しており、民主主義と自由が得難いものであることを痛感している。困難な状況下にあっても、自らの職務を全うし続けている書店や文化関係者に対し、深い関心と敬意を表したい。思想や文字は、共に政治的圧力よって封じ込められるべきではないと記しました。
そして、台湾は今後も苦労して勝ち取った民主主義や自由を守り続けるとともに、香港社会の多様な声と基本的権利が正当な尊重と保障を受けることを期待していると強調しました。
総統府の郭雅慧・報道官は、頼・総統に同行した式典後のインタビューで、総統府は香港で再び独立系書店が捜索を受けたり、店員が拘束されるような事件が発生したことを注視しているとし、出版という空間が制限され、作家らが弾圧され沈黙を強いられているだけでなく、思想の自由もなくなっていると指摘。しかし、いかなる国であっても人々が本を読むことを恐れるべきではなく、このような形で言論の自由を圧迫するべきではないと強調しました。
郭・報道官は、「台湾はかつて38年以上にわたり戒厳令が敷かれ、報道規制や出版物規制も行われていた経験があり、私たちは民主主義が得難いものであることを痛感している。戒厳令解除から39年と言う道のりを歩んできた我々は、今後も民主主義と自由を守り続ける。当然ながら、民主的な友好国と共に引き続き香港の動向にも注目し、言論の自由を支持し、民主主義を守るすべての人々を応援していく」と述べました。
(編集:中野理絵/駒田英/本村大資)