頼清徳・総統は7日午後、元自衛隊幹部らでつくる民間シンクタンク「日本戦略研究フォーラム」、および台湾の医師を中心に作られた非営利団体「福和会(Formosa Republican Association, FRA)」の代表団の表敬訪問を受けました。
頼・総統はその際、両団体が初めて台湾で共同で政策シミュレーションを実施したことに感謝の意を表するとともに、台湾、日本、アメリカによる「民主の盾」協力メカニズムの構築を提唱しました。
頼・総統は、先日、日本の熊本で発生した地震について言及し、自身と全国民を代表して日本に対し、心からのお見舞いの意を伝えました。また、日本政府の努力により被害が最小限に抑えられ、被災者が一日も早く日常生活を取り戻せるよう願っていると述べました。
頼・総統はまた、権威主義の拡張に直面するこの重要な局面に、台湾で初めて政策シミュレーションを共同で開催した両団体に対し、特別な感謝の意を示すとともに、台湾、日本、アメリカによる「民主の盾」協力メカニズムの構築を提唱することを主軸に、日本の国会議員や台湾、日本の専門家や学者を招き、台湾海峡の平和と安定、安全保障情勢について共に検討し、意見交換を行ったことを説明。こうした取り組みは、台湾の安全保障、台湾海峡の安定に寄与するだけでなく、インド太平洋地域の平和にもつながるものであると確信していると述べました。
頼・総統は、「台湾は自身の国を守り、インド太平洋地域の平和と安定を守る決意がある。そのため、総統就任以来、国防力の強化を続けており、今年(2026年)の国防予算は初めてGDPの3%を超えた」と指摘。また、先日から、中華民国国軍の定例軍事演習である「漢光演習」が行われている他、今年からは地方自治体と民間団体が協力して強靭性演習を推進しており、これは、軍事演習および都市強靭性演習を通して中央と地方、政府と民間の協力および対応能力を強化することで、国家の力を高めることが目的であると説明しました。
日本の小野寺五典衆議院議員は続く挨拶の中で、「日本でも台湾でも、政治家の基本的な目標は国家の平和と国民の豊かさを追求することである。しかしながら、現在の国際情勢を見渡すと、ロシアによるウクライナ侵攻や、中東の紛争などの対立が依然として続いており、中国による最近の軍事活動もますます頻繁になっているほか、多くの国が依然として武力によって現状を変えようとしている」と指摘。東アジア地域の平和を確保するために、日本、台湾、アメリカが緊密に協力し、発生しうる突発的な事態に万全の準備をしなければならないと述べました。
(編集:中野理絵/駒田英/本村大資)