台湾のシンクタンク「福和会(Formosa Republican Association, FRA)」と日本の民間シンクタンク「日本戦略研究フォーラム(JFSS)」は8日から台湾北部‧台北市で「『民主の盾』台日米三者協力メカニズム提言・第1回政策シミュレーション」を開催し、9日に記者会見を開いて政策シミュレーションの成果を紹介しました。福和会は、今回の政策シミュレーションで得られた最大の成果について、台湾、日本、アメリカの三者が、状況が許す限り、互いに支援・協力する意思があることを確認できたことだとしています。また、今後のあらゆる課題に対応するため、福和会はこうしたフォーラムを継続的に開催し、他の国々やさらに多くのパートナーを招いて、より幅広い協力を共に促進していくとしています。
日本戦略研究フォーラムと福和会はフォーラムを開催し、台湾の政府関係者や立法委員(国会議員)、日本の国会議員、アメリカの学者・専門家を招いて「政策シミュレーション」を実施し、エネルギー供給、食料安全保障、海上保安協力、認知戦、第一列島線でのパートナーとの協力、全社会防衛強靭性の構築などの課題について議論しました。主催者側は、今回の政策対話は民間が開催するものであり、「兵棋演習」ではなく、「軍事的な要素は一切含まれていない」と強調しました。
福和会の陳彦升‧理事長は、実力こそが平和を保障できる。そのため、普段からしっかりと準備をしておく必要があり、台湾、日本、アメリカが共同で政策シミュレーションを行うことで、「相手側」が安易に軽率な行動に出ることを抑止できると述べました。また、今回の議論を通じて、日本側の協力とアメリカ側との枠組み構築が得られたことで、台湾の今後の計画はより完全なものとなり、いかなる課題にもより自信を持って立ち向かえるようになるとしています。
政策シミュレーションに参加したアメリカ海軍第7艦隊の元司令官マーク・モンゴメリー(Mark Montgomery)氏は、海上輸送の重要性を強調するとともに、頼清徳・総統および行政チームによる台湾社会の強靭性構築面での取り組みの成果を高く評価しました。同氏は、台湾社会はすでに準備を整えており、アメリカや日本などの同盟国の支持を得られるよう全力を尽くしているとの認識を示しました。
モンゴメリー氏は、「最大限の国際的な支持を確実に得られるようにすることが重要だ。こうした事態は国内だけで対処しようとするのは愚かなことであり、だからこそ福和会と日本戦略研究フォーラムがこのタイミングでシミュレーションを開催したことは、国際社会が台湾および台湾が直面している課題に確実に目を向け、これを単なる国内問題にとどめないようにするうえで意義がある」と話しました。
日本の長島昭久衆議院議員は、台湾と日本には正式な外交関係がなく、正式な対話ルートが比較的限られているものの、国会議員同士の交流がこの問題を補う役割を果たしているとし、今回の政策シミュレーションについて高く評価しました。また、台湾で軍事演習が行われている時期とも重なったことに触れ、台湾が社会の防衛強靭性の構築に取り組んでいることを称賛し、日本にとって学ぶべき点が多いと語りました。長島議員はまた、互いに理解し学び合うこと、そして情報を交換・共有することが極めて重要であり、こうした政策シミュレーションは継続的に行っていく必要があるとの考えを示しました。
(編集:許芳瑋/豊田楓蓮/本村大資)