アメリカの新興防衛企業「アンドゥリル・インダストリーズ(Anduril Industries)」の創業者であるパルマー・ラッキー(Palmer Luckey)氏は、オーストラリアの調査報道番組『60ミニッツ(60 Minutes)』のインタビューに応じ、中国による地域への脅威について問われた際、西側諸国の最終的な目標は中国が台湾侵攻に支払う代価を引き上げ、台湾を「侵攻に見合わない対象」にすることだと語りました。
アンドゥリルが現在台湾へ引き渡している武器には、ミサイル、徘徊型兵器、および防空システムが含まれています。
番組のリポーターであるアダム・ヘガルティ(Adam Hegarty)氏がインタビューの中で、地域の安全保障に対する中国の脅威について触れたのに対し、ラッキー氏は、アメリカやオーストラリアを含む多くの西側諸国の目標は、台湾を「攻略する価値のない目標」にすることだと回答。中国に対し、このような衝突を引き起こす代価は極めて高いと認識させ、最良の結果として「そもそも手を出すべきではない」と確信させることにあると述べました。
ラッキー氏はさらに、自社がオーストラリア国防省などと共同開発した大型無人潜水艇(UUV)「ゴースト・シャーク(Ghost Shark)」システムも、その重要な一環であると指摘しました。
ヘガルティ氏が、アンドゥリル社が具体的にどのような武器を台湾に提供しているのか追及したところ、ラッキー氏は同社が多種多様な兵器を提供していると説明。その中には、ミサイルや徘徊型兵器など、中国が台湾海峡を渡り、台湾に上陸して侵略を開始することをより困難にする多くの装備が含まれていると明かしました。さらに、インフラ施設や重要施設が中国からの攻撃を受けるのを防ぐための防空システムも含まれており、基本的には攻撃能力と防衛能力を組み合わせた仕組みであると述べました。
また、ラッキー氏はロボットによる作戦行動は将来的に避けられないトレンドであると考えており、ロボットの実行に非常に適した任務が数多く存在するためだと説明。戦闘時には命を落とす危険性の高いタスクが多く存在するが、人間の命を犠牲にする代わりにコスト5,000〜6,000米ドルのロボットでそれらの仕事を代行できるのであれば、そのような選択をしない手はないとし、これが非常に実務的だと論じました。
(編集:呂学臨/許芳瑋/本村大資)