2026年の「都市強靭性(防空)演習」は、エリア別に実施されています。台北市、新北市、基隆市、桃園市、新竹県、新北市、宜蘭県では13日午後2時30分から3時まで、各地で30分間の演習が行われました。演習は、警報発令のほか、退避・避難、交通規制、災害救援などが行われました。さらに今年は初めて、戦時に通信が妨害を受ける状況を想定し、モバイル通信の速度抑制演習も行われました。
台北市の蒋万安・市長は13日、台北表現芸術中心(パフォーミングアーツセンター)、台北MRTの剣潭駅、高層集合住宅、士林区の商業エリアなどを訪れ、防空情報の伝達、退避・避難などの演習を視察しました。
蒋・台北市長は、台北市は昨年初めて「都市強靭性(防空)演習」を実施したと紹介、8カ月近い準備期間をかけ、台本のない形で、できるだけ実際に近い状況を想定して演習を実施し、その過程では、存在しうる欠陥を検証し、できるだけ早く改善を行ったと振り返りました。そして、台北市は昨年、政府による3項目の評価で「特優」の評価を受け、全国で唯一、3項目で高い評価を受けた自治体となった、と胸を張りました。
蒋・台北市長は今年の演習の改善措置について、まず、台北市内に69カ所ある警報台のソフトウェアをアップグレードしたと説明、また、警報の伝達距離について、従来は600メートルから1000メートルだったものを、1200メートルから1700メートルへと延長、都市部の建設物が、警報の伝達の妨害となる可能性を下げた、と述べました。
また今年は、避難ガイドの表示についても、市民が避難を必要とする際、より直感的に、より迅速に避難場所を見つけられるよう改善したほか、初めてモバイル通信の速度抑制演習も行いました。蒋・台北市長は「市民のみなさんには、通信が妨害を受けた際も冷静に向き合い、素早く避難場所をみつけてほしい」と希望しました。
蒋・台北市長はそして、今回の演習のプロセスを通じ、今後も継続的に改善できる点を見つけ出し、訓練を重ねるたびに、対応の仕組みをより周到で万全なものにしていきたい、と述べました。
(編集:駒田英/呂学臨/本村大資)