長年にわたり台湾を支持してきたスロベニア(Slovenia)のヤネス・ヤンシャ(Janez Jansa)首相が再び政権を握ったことで、台湾とスロベニアの二国間関係の発展や、過去に協議された代表処(大使館に相当)の相互設置といった議題が再び関心を集めています。外交部(外務省)欧州司(局)の黄鈞耀・司長(局長)は18日、メディアの質問に対し、一貫して開かれた姿勢を維持し、二国間関係にプラスとなる各種の具体的なやり方について実務的に議論し、パートナーとしての協力関係の展望を一層深めていくと述べました。
ヨーロッパの国であるスロベニアでは今年(2026年)3月に議会選挙が行われ、スロベニア民主党(SDS)の党首であるヤンシャ氏が首相に就任、新内閣が6月に正式に発足しました。ヤンシャ首相は就任後まもなく、同党のアニャ・バフ・ジベルト(Anja Bah Žibert)議員が7月に訪問団を率いて台湾を訪問するよう働きかけました。
ヤンシャ氏がスロベニアの首相を務めるのは今回で4度目となります。1997年に初めて台湾を訪問した後、帰国して「台湾・スロベニア友好協会」の設立を支援し、二国間関係の改善に積極的に取り組んだほか、2011年にも再訪しました。2022年に3度目の首相就任を果たした際には、台湾との間で代表処の相互設置を協議していることを明かしていましたが、同年6月の退任に伴い一時中断していました。ヤンシャ氏は昨年もアジア太平洋地域の対話を促すことを目的とする「玉山フォーラム(玉山論壇)」に招かれて出席し、台湾を確固として支持する立場を改めて表明していました。
台湾とスロベニアの二国間関係における今後の発展の可能性について、外交部欧州司の黄鈞耀・司長は、外交部の立場は一貫しており、常に理念の近い国々と実務的な交流と協力を進める意向があると強調しました。
黄・司長は、「外交部は一貫して開放的な姿勢を維持し、相互利益と共同繁栄の精神に基づき、スロベニアを含むヨーロッパ諸国と二国間関係に役立つ各種の具体的手段について実務的に議論を続け、台湾と理念の近いパートナーとの協力の展望を深化させていく」と述べました。
外交部は、台湾とスロベニアはいずれも自由、民主主義、法の支配といった普遍的価値観を堅持しており、権威主義がもたらす課題にも同様に直面していると再強調。互利互恵の基礎の上に各領域での協力を深め、苦労して勝ち得た民主主義の成果を共同で守っていくと表明しました。
(編集:呂学臨/中野理絵/本村大資)