労働部(日本の厚生労働省に類似)の洪申翰・部長(大臣)は、21日に中国・南京で開かれる「APEC人材養成大臣会合」に出席する予定だと明らかにした。これにより、洪氏は民進党政権発足から10年で、初めて中国を訪問する閣僚となる見通しだ。
一方、中国では15日から新たな出入国管理規定が施行される。台湾の国家安全会議(国安会)はこれに先立ち、中国への渡航について慎重に判断するよう注意を呼びかけており、特に個人の政治活動を理由に、中国側から出国を制限される可能性があると警告している。これについて洪氏は、今回の訪中日程については、関係する国家安全保障当局とも協議し、リスクを評価したうえで決定していると説明した。
また、実は今年(2026年)5月にも、当時、行政院(内閣)経済貿易交渉オフィスの首席交渉代表を務めていた楊珍妮(ジェニー・ヤン)氏が、中国で開催された「APEC貿易担当大臣会合」に出席している。
ある政府関係者からは、「APECは国際的な友人と交流する機会でもある。参加しなければ、かえって台湾自らが活動の幅を狭めることになり、それを最も喜ぶのは中国共産党だ」との意見も出ている。
(編集:豊田楓蓮/呂学臨)