頼清徳‧総統は14日、総統府で「社團法人中華牙醫學會(社団法人中華歯科医学会)」の表敬訪問を受けた際、口腔の健康は全身の健康の基礎であり、健康に年齢を重ね、尊厳ある生活を送るための鍵でもあると述べました。そのため、政府が進める「長照3.0(長期介護3.0)」と呼ばれる制度でも、口腔機能の衰えの予防を重要な課題として位置づけていると説明。また、歯科医療界と手を携えて健康な台湾をつくり上げたいとした上で、高齢者が80歳になっても少なくとも20本の健康な自分の歯を保ち、しっかりと食事をし、自由に話し、笑顔で過ごせる社会の実現に期待を示しました。
頼‧総統は、口腔の健康は全身の健康の基礎であり、咀嚼や栄養の摂取、慢性疾患の管理に関わるとともに、安心して食事ができるか、自由に人と話せるか、自信を持って笑えるかにも影響すると指摘。高齢者にとっては、健康に年齢を重ね、尊厳ある生活を送るための鍵でもあり、これこそが、政府が「健康な台湾」をつくり上げていく過程で、口腔ケアを最重要課題の一つに位置づけている理由であると述べました。
頼‧総統はさらに、中華歯科医学会は長年にわたり、政府が歯科医療政策を推し進める上での重要なパートナーである。同学会は2023年から衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)の委託を受け、「歯科専門医学会認証」を実施しており、認証の規定を定めるとともに、試行的な評価制度も進め、台湾の歯科専門医制度を着実に整えてきたと説明しました。
頼‧総統は、「学会の努力と尽力に改めて感謝したい。今日、皆さんが示した提言、すなわち『国家歯科医療教育・人材持続可能計画』、『国家歯科ノーベル賞研究開発計画』、そして『国家健康台湾口腔ケア計画』は、それぞれ人材の育成、先端研究、全人的なケアという観点から、台湾の歯科医療の今後の重要な方向性を指し示すものである。いずれも政府が極めて重視している課題であり、我々が進める『健康な台湾』の目標とも一致している」と話しました。
頼‧総統はまた、「健康な台湾」の目標は明確であり、国民の平均寿命を79歳から82歳に引き上げると同時に、健康ではない状態で過ごす期間(不健康寿命)を短縮することであると述べました。健康増進や疾病予防から、医療と長期介護の体制づくりに至るまで、相互につながるケアのネットワークを構築し、国民が健康で尊厳を保ちながら年齢を重ねられるよう支えていきたいと説明し、80歳になっても少なくとも20本の健康な自分の歯を保ち、しっかりと食事をし、自由に話し、笑顔で過ごせる高齢者がますます増えることに期待を示しました。
頼‧総統はさらに、「長期介護3.0(長照3.0)」ではすでに口腔機能の衰えの予防を重要な課題に位置づけていると指摘。衛生福利部は現在、「卒後一般医学研修(PGY/Post-Graduate Year、医学生が医学系の学部卒業後に受ける一般的な臨床研修」および専門医の研修の充実にも全力で取り組み、指導体制と教育・研究能力の強化を進めているほか、臨床教育と研究の結び付きを深めるため、総合的な歯科病院の整備も計画している。併せて、主要な口腔疾患に関する指導と、医科と歯科が連携して健康づくりに取り組む仕組みの実現も進めていると説明しました。
頼‧総統は、中華歯科医学会がアジア太平洋歯科会議(APDC)の開催権の獲得に積極的に取り組む中、政府も歯科医療界の確かな後ろ盾となり、歯科医療界からの提言に耳を傾け続けることで、政策を医療の現場や国民のニーズにより近づけていく。歯科医療界が政府と力を合わせ、台湾の口腔ケアの取り組みをより深く、より幅広く進めていきたいと期待を示しました。
(編集:許芳瑋/豊田楓蓮/本村大資)