外交部(外務省)は16日、日本の野党・国民民主党の衆議院議員による訪問団が9月中旬に台湾を訪問し、15日に林佳龍・外交部長(外相)を表敬訪問したと発表しました。林・部長はその際、日本の政界において、国民民主党の役割はますます重要になっていると述べ、今後、各分野における交流と協力の深化への期待を示しました。林・部長はまた、訪問団の議員らに対し、引き続き台湾と日本の自由貿易協定(FTA)締結に向けた協力とともに、台湾の「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)」への加盟を支持し、双方の経済・貿易パートナーシップを更に深めるよう呼びかけました。
外交部によりますと、訪問団には、国民民主党選挙対策委員長の村岡敏英氏を筆頭に、許斐亮太郎氏、臼木秀剛氏、野村美穂氏が参加しています。
林・部長は、今回の訪問は、国民民主党が台湾に対して、また台湾と日本の関係について非常に重視していることの表れだと指摘しました。そして、同党が台湾海峡の平和と安定の重要性について繰り返し強調していることに感謝を示しました。
林・部長は、台湾と日本は共にインド太平洋の第一列島線に位置しており、日増しに深刻化する地域の安全保障上の課題に協力して対処すべきであると述べました。また、中国によるサイバー攻撃や認知戦などのグレーゾーンによる嫌がらせに対し、関連する安全保障協力と経験の共有を強化していく必要があるとしました。
また、経済・貿易面について、林・部長は、台湾と日本は長きにわたり、良好な交流を維持しており、人や経済・貿易の往来も非常に密接であると強調。訪問した議員らに対し、引き続き台日間のFTA締結に向けた支援とともに、台湾のCPTPPへの加盟を支持し、双方の経済・貿易パートナーシップを更に深めるよう呼びかけました。
外交部の蕭光偉・報道官は、「日本が引き続きリーダーシップを発揮し、台湾の早期CPTPP加盟に対してより一層の支持と協力を寄せてくれることへ期待している。台湾の加入は、地域の経済・貿易の発展と繁栄にも寄与するものと確信している」と述べました。
村岡氏は、国民民主党は台湾海峡の平和と安定を非常に重視しており、また台湾の安全保障が日本の安全保障と密接に結びついていることを明確に認識していると述べ、今後も引き続き日本政府に対して、台湾と日本の協力関係を一層深化させるよう働きかけ、手を携えてインド太平洋地域の平和と安定を守っていきたいと語りました。
外交部によりますと、訪問団はこのほか、台湾滞在中に、国家安全会議(国安会)や台湾の対日本窓口機関「台湾日本関係協会」、農業部(日本の農林水産省に相当)、台湾の企業家団体「中華民国三三企業交流会(三三会)」などを訪問するということです。外交部は、双方が既存の友好と相互信頼の基盤の上に、引き続き各分野における対話と協力を拡大し、共にインド太平洋地域の民主主義、そして平和と繁栄を促進していくことに期待を示しました。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)