北部・桃園市の開南大学は10月2日午後、「2026年 開南大学台日公益芸術・生命教育」イベントを開催、日本のシンガーソングライター、真氣さんが招かれ台湾語による歌のステージを披露した。このイベントはチャリティ活動と教職員・学生の対談を組み合わせ、芸術を通じた生命教育及び台日交流の深化が目的となっている。医師である林重賢氏が発起したイベントは開南大学の陳文甲・副学長が司会を務め、郭鐘達・学長、インド太平洋戦略シンクタンクの矢板明夫執行長、在日台湾同郷会の新井秀子理事及び開南大学の教職員、学生らが参加した。
今回のイベントは開南大学の顔志光・董事長の支援・指示のもとで開催され、去年6月に日本から全盲のシンガーソングライター、大山桂司氏を招いて音楽会を開いたことに続き、音楽を通じたチャリティ、教育の融合を主旨としている。
林重賢氏は、台湾と日本の芸術交流を推進し、キャンパス内で医療と音楽・芸術を融合させてきた。医療ケアは生命と健康に焦点を当てる一方、芸術は感情を表現し経験を共有する手段となる。この二つは互いに呼応することで、教師と学生が生命を大切にし、他者を思いやる意味を理解するのに役立つと述べた。
司会を務めた開南大学の陳・副学長は、「音楽で生命の楽章を奏でる」としてプログラムを開始、人生の起伏をメロディの高低に例え、学生たちに対し、挫折しても、気持ちを切り替えて新たなスタートを切る時間を持つよう激励。そして、思いやりは日々の行動から始まるとして、挨拶や耳を傾けるひとときが、他者への支えとなる、音楽は台湾と日本の友人を結びつけ、文化交流を相互理解と相互支援へと昇華させると語った。
一方、郭鐘達・学長は、教職員と学生によるイベントの共同企画・参加を支援、これにより教室での授業から企画・調整及び現場でのコミュニケーションまで広げることができた。学生たちは共同作業の中で責任感を養い、またゲストとのコミュニケーションを通じて傾聴力を磨き、公益精神と生命教育を具体的に実践した。また、長年にわたり開南大学を支援してきた矢板氏も参加し、対面で交流する中で、台湾と日本の友人、教職員、学生間の相互理解を深めたと述べた。
イベントでは歌手の真氣さんが「玉蘭花」など台湾語の楽曲を歌唱し、故郷への想いや生活の中にある感情を歌い上げた。日本のアーティストが心を込めて台湾語の楽曲を披露し、心温まる歌を通して文化の垣根を超えた交流が生み出された。さらに、人々の故郷、友情、生命に対する感情は言葉の違いを超え、音楽を通じて伝わることを教職員と学生が改めて考えるきっかけにもなったという。イベントではこのほか、教職員と学生による質疑応答、感謝状の贈呈、そして交流の記録である集合写真の撮影も行われた。
(編集:本村大資)