台湾南部・高雄市旗津の街に鎮座し、約350年の歴史をもつ直轄市定古蹟「旗津天后宮」には、壁に施された泥塑装飾「八仙鬧東海」に登場する「蚌殻精(中国の民間伝承や神話などに登場する、大きな二枚貝が長い年月を経て精霊や妖怪となった存在)」が、なんとビキニ姿で描かれている。訪れた観光客からは「珍しい」と驚きの声が上がっている。
実は、これは職人が趣向を凝らして取り入れたデザイン。海に近い廟だからこそ、「蚌殻精」も涼しげなビキニ姿になったという。
一方、同じく高雄市旗津に位置する廟の「哈瑪星代天宮」では、彫刻にカニや魚、ロブスターなど、海の生き物が数多くあしらわれている。
遠洋漁業の一大拠点として発展してきた高雄ならではのモチーフが、廟の中でひときわ目を引く存在となっている。
(編集:豊田楓蓮/呂学臨)