台湾に本拠を置く国際公共政策のシンクタンク「アジア太平洋強靭性研究基金会(Center for Asia-Pacific Resilience and Innovation, CAPRI、亜堅会)」が29日、産官学と公民団体の代表を招き、台北でフォーラムを開催し、社会の強靭性を高めるときに直面している問題を討論し、対策を探りました。
蔡英文・総統は30日午前、総統府で同基金会から成る訪問団一行の表敬訪問を受けました。
蔡・総統によりますと、昨年5月、台湾で発足した「アジア太平洋強靭性研究基金会」は、台湾に設立された初の国際政策を中心とするシンクタンクです。同基金会は、世界的に重要な議題の解決に取り組んでいるほか、アメリカのブルッキングス研究所など、世界各国の重要な研究機関とパートナーシップを構築しており、より大きな力を結集して世界的な議題に関心を寄せています。
蔡・総統は、同基金会が各種の活動を行って国際社会における台湾のプレゼンスを高め、挑戦に直面する際の強靭性を高めようとしていることに感謝しています。
蔡・総統は、ここ数年、新型コロナウイルスのパンデミックとロシアによるウクライナ侵攻が、挑戦に直面するときの国際社会の団結と協力の重要性と、台湾が全世界で果たす重要な役割を浮き彫りにしていると指摘、同基金会が台湾の視点を全世界に伝えているとして歓迎の意を示しました。
蔡・総統は、「台湾が現在必要としているのは、『アジア太平洋強靭性研究基金会』の発足のような大きな力だ。同基金会が世界的なネットワークを作って台湾と全世界のつながりを強化すると共に、公共政策に関する討論を通じて台湾の視点、台湾の声を国際社会に伝えることを歓迎している」と述べました。
蔡・総統はまた、同基金会の国際顧問委員会の委員長を務める、オーストラリアのマルコム・ターンブル(Malcolm Turnbull)元首相の台湾訪問、台湾と世界的な議題に対する関心にも謝意を表しました。
ターンブル元首相は、現段階、インド太平洋と全世界の民主陣営にとって、緊密な協力関係が非常に重要だ。ロシアによるウクライナ侵攻はその重要性をさらに裏付けていると述べました。