今回は、今週火曜日(3月17日)に台湾で行われた「Okami Summit 2026(日本国際女将サミット2026)」をご紹介。場所は、台湾中部・南投県に位置し、台湾で最大の湖である「日月潭」で行われました。
今年の「日本国際女将サミット」、3月の桜が咲く季節に合わせ、日本の温泉を代表する、北海道・登別温泉、山形県・蔵王温泉、福島県・いわき湯本温泉、栃木県・鬼怒川温泉、茨城県・五浦温泉、岐阜県・下呂温泉、愛知県・三谷温泉、 静岡県・下田温泉、熊本県・黒川温泉、鹿児島県・指宿温泉の10の主要温泉地から選ばれた十名の日本を代表する旅館女将が始めて台湾に集結。台湾の温泉業者・女将・観光関係者・メディアと直接交流する中で、女将という存在を軸に、北海道から九州までの日本各地の温泉文化と精神を紹介するという、極めて珍しい国際サミットとなりました。
このサミットをプロデュースしたのは、台湾の温泉文化を30年以上にわたり研究・発信し、「温泉の女王」とも呼ばれている台湾の温泉作家 Windy Yang楊麗芳氏です。Windy Yang氏は日本の温泉旅館での修行経験を活かし、台日温泉文化交流を長年推進してきた方です。
開催地・日月潭は、美しい景観を誇る台湾の国際リゾートの一つでありながら、「美人の湯」として知られる極めて上質な炭酸水素ナトリウム泉を有する温泉地でもあり、サミットの会場となったのは、日月潭湖畔に佇む五つ星ホテル「ウィンダムホテル」です。設備・空間・ホスピタリティの水準は、日本の温泉旅館にも決して引けを取らず、日本の温泉女将たちとって、学びと交流、そして日常を離れて心と身体を静かにリフレッシュできる場となりました。
今回のサミットには、日本で唯一ホテルがつくった専門学校で、今年で創立55周年を迎える、東京都中野区に位置する、専門学校日本ホテルスクールの石塚校長が団長として同行し、ホスピタリティ人材育成について講演したほか、台湾文化と日本文化を体験できるさまざまなイベントが行われました。例えば、台湾を代表する名産である日月潭紅茶の茶席体験のほか、日本の祝いの儀式である鏡開き、さらに台湾原住民族の一つ、サオ族による儀式が行われ、両国の文化交流と土地への感謝を象徴する場ともなりました。また、日本酒や台湾茶、和菓子、原住民族料理なども提供され、参加者は高級温泉旅館さながらの雰囲気を楽しめたということです。
イベントの企画を担当したWindy Yang氏は、「日本の女将たちの和服姿が日月潭の湖と山の風景と出会った時、それは単なる交流の場となっただけではなく、台湾の温泉産業が世界に向けて宣言を発した場ともなった」と語っています。
今年の「日本国際女将サミット」は台日観光協力の新たなステージ到来を象徴し、温泉文化外交に歴史的な一歩を刻むサミットとなりました。