①「160人」
台湾の航空会社、エバー航空とチャイナエアラインがそれぞれ今年度(2026年度)に採用を予定しているのパイロットの人数
航空市場の回復と航路網の拡大に伴い、エバー航空とチャイナエアラインはパイロット人材の確保を加速しています。今月7日、共に北部・台北市の国立台湾大学で開催された就職博覧会に参加し、卒業を控えた学生に向けた採用説明会や現役パイロットによる経験談の共有を通じて、多くの学生にパイロット職のキャリア形成について理解を深める場を提供しました。両社とも今年は約160名のパイロットを採用予定だということです。
エバー航空は、航空市場の需要拡大や新たな飛行機の導入、新規就航地の開設に対応するため、今年約160名のパイロットを採用する計画で、年間を通して応募を受け付けています。応募者は、過去2年以内の有効な英語試験の成績(例えば、TOEICだと650点以上、スピーキング・ライティング各140点以上)が必要です。選考を通過した後は、地上での学科、飛行訓練、機種変更訓練の3段階にわたる総合的な訓練を受け、約2年の訓練期間修了後は副操縦士として運航に参加するということです。今回の就職イベントでは、現役パイロット3名を招き、応募から訓練、実際の運航に至るまでの経験を学生に共有。また、エバー航空は「安全運航」を決して妥協しない最重要価値として掲げ、長期的な訓練と高い責任感が必要であるため、学科、シミュレーター、実際の機材での飛行、を含む国際基準に基づいた完全な訓練制度を整備していると紹介。パイロットたちは応募資格やキャリアプラン、生活スタイルに関する質問にも丁寧に回答しました。
一方でチャイナエアラインに関してですが、実は長年にわたり学生に直接アプローチし選考・採用に繋げる採用方法を重視し、航空業界の専門人材育成に力を注いでいます。そして充実した研修制度により、アジア太平洋地域の人事管理分野で最も権威ある賞「アジア最優秀企業雇用主賞」を昨年までで3年連続で受賞しているほか、台湾の有力ビジネス・キャリア誌「Cheers」による「新世代が最も憧れる企業TOP20」に入選したこともあるなど、数々の栄誉を獲得しています。
今回の就職博覧会では、エバー航空と同様、現役パイロットによるパイロット養成の道のりの紹介、研修内容、長年の実務経験の共有など活発な交流が行われました。今年、新型ボーイング787型機、エアバス A321neo・A350の導入が予定されているため、より多くのパイロットが必要とされており、こちらも年間を通じたパイロットの応募を受け付けています。来月より、北部・台北、新竹、中部・台中、南部・台南、高雄など各地でパイロット募集の説明会を順次開催する予定であり、既に飛行経験のあるパイロットの応募も歓迎して、多様なバックグラウンドを持つ人材を迎え入れたいとしています。
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②「8,000人」
TSMCが今年予定している新卒人材の募集人数
台湾最大規模の就職イベントの一つである台湾大学の就職博覧会、今年は国内外の企業347社が参加し、台湾大学史上最多の4万件を超える求人情報を提供。航空業界以外の企業では、AIブームの影響で、半導体や金融などの人気産業にも新卒者の関心が集まりました。有名どころでいうと、半導体受託製造で世界最大手のTSMC、台湾の半導体メーカー「MediaTek(メディアテック)」、オランダの半導体メーカー「ASML」をはじめとした大手テクノロジー企業も名を連ねたのですが、TSMCに至っては、今年台湾全土で約8,000人の新卒人材を採用予定であること、そして修士卒の新人エンジニアの年間平均総所得として約220万台湾元(約1100万円)に達する待遇を提供することを発表しました。さらに、TSMCは国際化・多文化環境が整っており、言語は障壁にならない。また、理工系だけでなく、商学、法学、文学系の学生も応募可能だと説明しています。
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③「62万9,000人」
2025年末時点での台湾の原住民族の人口
内政部(内務省)統計処が発表した統計によると、2025年末時点で原住民族として登録されている人口は約62万9000人で、台湾の総人口に占める割合は約2.7%でした。10年前に当たる2015年末は約54万7千人、割合は約2.3%で過去数年にわたり原住民族の人口は増加傾向にあります。民族ごとでは多くが東部に暮らすアミ族が最も多く、次いで、南東部に暮らすパイワン族、北部の山岳地帯に分布するタイヤル族と続きました。地域別では、花蓮県が9万5,000人で最多で、次いで桃園市が9万人、台東県が7万9,340人という結果に。年齢の中央値は34.9歳で、台湾の国民全体の年齢の中央値45.7歳より約11歳下回り、若年層が多い結果となりました。
ちなみに、台湾の原住民族とは中国大陸からの移民が盛んになる17世紀以前から居住していた台湾の先住民を指しており、現在、台湾の法律では16の民族が公式に認められています。それぞれの部族には独自の文化、言語、習慣があり、台湾にとって、原住民族は歴史と文化の重要な起源でもあることから、政府は最近、それぞれの部族の伝統文化の継承や原住民族の権利回復を推進する取り組みを進め、彼らのアイデンティティを重視し尊重する社会へとなることを目指しています。