アジア最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN2026(フーデックスジャパン2026)(第51回国際食品・飲料展)」が今月10日から13日まで、日本最大の展示場、東京ビッグサイトで開催されました。1976年より毎年開催されている同展示会は今年で51回目を迎え、出展者・来場者双方のビジネス拡大に絶好の場として、毎回高い評価を得ています。
公式サイトによると、今年出展した企業は日本と海外からを合わせて合計3238社、そのうち台湾からの企業は過去最多の194社に上り、台湾食品ブランドの世界的な認知度向上に期待が寄せられました。
開幕日の10日には、台湾南部・台南市が、三越伊勢丹ホールディングス傘下でスーパーマーケット「クイーンズ伊勢丹」を展開する「株式会社エムアイフードスタイル」、札幌市に本社を置き、コンサルティング事業、食品パッケージ企画販売、輸出入貿易などのほか、これまで台日間のビジネス構築にも携わってきた「株式会社リプロール」、および台南市玉井(ぎょくせい)区に設立されたマンゴーの生産および集荷・包装拠点「玉井聯興(ぎょくせいれんこう)青果合作社」と台南市産の特産品の販路拡大に関する協力覚書を締結しました。これは今後、日本市場で台南産マンゴーをはじめとする台南市の特産品の認知向上および販路拡大を強化する目的があり、台南市は3年前から、「玉井聯興青果合作社」と日本側の企業と協議を重ねてきたといいます。
エムアイフードスタイルが展開する、現在首都圏に22店舗を展開する高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」は3年連続で台南産の最高級アップルマンゴー(愛文マンゴー)を取り扱っており、2024年は3店舗のみで台南産マンゴーを販売していたのを、昨年は全店舗に拡大。今年は、台南産マンゴーやパイナップルのドライフルーツなどの加工品も新たに店頭に並べられるということです。今回、台南市が台湾と日本の合計3つの企業と行った覚書締結は、こうした3年間にわたる協力関係の成果であると同時に、今後のさらなる連携強化に向けた新たな出発点にもなると期待されています。
また、札幌の企業「リプロール」は、台南市玉井産アップルマンゴーの日本市場展開において、事業戦略の設計およびブランディングの構築から、輸入・流通までを一体的に担い、継続的に取り組みを推進。このように「リプロール」は、札幌を拠点に台湾の農産物流通モデルの構築に関わってきた事例として、地方企業による国際展開の取り組みとしても注目されている企業です。
今回締結された、マンゴーをはじめとした台南市産の特産品の販路拡大に関する協力覚書により、今後、台南市の高品質な農産物や加工品の日本市場への展開がより強化されていくこと、期待です。
「FOODEX JAPAN2026(フーデックスジャパン2026)」での台湾パビリオン (写真:CNA)