今日ご紹介するキーワードは「自動化人行道遮陽傘」。
漢字から何となく意味が分かったという方も多いかもしれませんね。
これは、「自動開閉式 歩道用日よけパラソル」という意味です。
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台湾は先週から一気に夏の気温になりました。日中はすでに30度を超え、体感温度は35度を超える日もあります。
ただ、今はまだ日差しはそこまで強くなく、風もあるので、数字で見る気温の割にはまだ比較的過ごしやすいんですが、これからもっと暑くなってくると日中外に出るのも嫌になります。
そんな中、先日、北部・新北市に、今日のキーワード「自動化人行道遮陽傘(自動開閉式 歩道用日よけパラソル)」が登場しました。
実はこれ、韓国から取り寄せたもので、韓国によく行かれる方は「知っている」、「見たことある」という方も多いと思いますが、韓国では数年前から猛暑対策として主に横断歩道前や学校の付近に「日よけパラソル」が設置されていて、好評を得ているそうです。
そこで、新北市でも試験的に導入。
新北市庁舎前の広場と板橋駅とをつなぐ2か所の交差点に設置されたこの「日よけパラソル」は、“パラソル”とは言っていますが、カフェのテラス席にあるパラソルや、ビーチのパラソルというようなものではなく、路面店の軒先から外に伸びる日よけ・雨よけのテント「オーニング」が左右に広がるような形のタイプ。つまり、丸く開くのではなく、左右横に伸びて長方形の屋根ができるというイメージのものです。
そして、このパラソルには環境センサーが取り付けられていて、気温が上昇したり、日差しが強くなったりすると自動的に開き、夜間や強風時には自動で閉じるようになっていて、安全性と耐久性の両方を考慮した造りとなっているんです。
今回設置された板橋駅と新北市庁舎前の広場をつなぐ交差点は多くの人が行き来する重要な交差点であり、市庁舎前の広場周辺は広々としている反面、日陰となる施設が比較的不足しているということから、この場所が選ばれたということです。市民からの意見や設備の運用状況を見て今後、増設するかどうか検討するということですよ。
そして、台北市の蒋万安・市長も、2024年に韓国のソウルを視察した際にこの「自動化人行道遮陽傘(自動開閉式 歩道用日よけパラソル)」を発見し、この市民に優しい設備を台北市でも導入できないか検討を重ねてきたということで、台北市でも市政府周辺の5か所がモデル地点として選定され、「日よけパラソル」などの“日陰設備”の設置に向けて動いているということです。
台湾の日よけ対策と言えば一番に思いつくのが「騎楼」かもしれませんね。これは、建物の1階の道路に面した部分を後退させて、アーケード状となった歩道のことですが、多くの建物にこの「騎楼」があって、しかもそれがつながっているため、夏場の強い日差しや雨を避けながら歩くことができる、台湾の気候にとても合った作りです。
実際、夏場や雨の日、交差点で信号待ちをする際には、信号が変わるまで「騎楼」で待っている人の姿も多く見かけます。
ただ、日陰がない交差点になると、台湾の夏の日差しはたった1分前後でも本当につらいです。そのため、交差点近くの街路樹の影や、それもなければ、信号の柱の影といった細い影に隠れている人の姿もよく見かけます。
なので、そのような日陰のない場所や少ない場所にはこの「日よけパラソル」は本当に助かるアイテムになりそうですよね。
まだ新北市でも試験段階、台北市ではこれから…という段階ですが、もしかしたら、これから台湾の街中でも「日よけパラソル」が続々と登場することになるかもしれませんね。