台湾中南部・嘉義市、嘉義県、そして中部・南投県にわたり全長71.34キロメートルをはしる登山鉄道「阿里山森林鉄道」は、日本の黒部峡谷鉄道および大井川鐵道と連携し、今年も期間限定の乗車券相互交換キャンペーンを実施すると発表しました。
「乗車券相互交換キャンペーン」とは何かというと、今年、阿里山鉄道の支線二日券を利用した台湾の方が日本へ行き、日本でパスポートとともに今年使用した阿里山鉄道の支線二日券を提示すれば、黒部峡谷鉄道または大井川鐵道の対象乗車券と無料で交換できるというものです。台湾人が無料で交換できる日本の対象チケットは、黒部峡谷鉄道だと「宇奈月〜当日運行終点(宇奈月駅〜当日の終点駅までを結ぶ区間)」往復乗車券、大井川鐵道だと「大井川本線フリーきっぷ(1日乗車券)」です。
さらに、黒部峡谷鉄道や大井川鐵道の対象乗車券を持つ日本の利用者も、阿里山鉄道の「支線二日券」へ交換可能で、日本側の使用済みの対象乗車券とパスポートを提示すれば、阿里山駅で交換できるとしています。日本側の対象乗車券は先ほどと同様、黒部峡谷鉄道の「宇奈月~当日運行終点」往復乗車券、大井川鐵道だと「大井川本線フリーきっぷ(1日乗車券)」です。
実施期間は黒部峡谷鉄道では今年4月20日から11月30日まで、大井川鐵道では今年4月25日から12月31日までです。交換方法や利用条件の詳細などについては、農業部(日本の農林水産省に相当)傘下の機関「阿里山林業鉄道と文化資產管理処(Alishan Forest Railway and Cultural Heritage Office)の日本語公式サイトの左上にあるメニューバーから「最新情報」をクリックすると、4月13日に投稿されたニュースリリースに情報が掲載されていますので、是非チェックしてみてください。
実は、阿里山鉄道は2013年に黒部峡谷鉄道と、1986年に大井川鐵道とそれぞれ姉妹鉄道協定を締結し、2014年4月より乗車券相互優待を行ってきました。特に、静岡県中部の自然豊かな大井川流域を走り、SL(蒸気機関車)やEL(電気機関車)が現役で運行されていることからレトロな雰囲気を楽しめる「大井川鐵道」との姉妹鉄道協定締結は、阿里山鉄道のみならず台湾の鉄道全般にとって海外の鉄道との間で締結された初の姉妹協定です。そんな大井川鐵道とは今年で締結40周年を迎えます。