6月4日で、中国・北京の天安門広場で起こった「天安門事件」の発生から37年を迎えます。「天安門事件」は市民による民主化運動を中国人民解放軍が武力で鎮圧したことで多くの死傷者が出た事件で、その背景には「政府の汚職の是正」や「言論の自由」などを通じて「より良い国に」なることを信じていた市民らの民主化への想いがありました。
一方、台湾は今でこそアジアの中でも有数の民主主義国で知られているのものの、その過程には長きにわたる苦難の歴史がありました。
ということで今回は、そんな台湾の民主化に至るまでの歴史を描いた台湾ドラマとその主題歌をお届けします。
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タイトルは《國際橋牌社》(日本語名:アイランド・ネーション/英語:Island Nation)。台湾の民主化の歩みを描いた台湾初の本格政治ドラマで、38年もの間続いた、言論の自由や政治活動を厳しく制限する「戒厳令」が1987年に解除されてからの1990年代における台湾を題材にしています。脚本は膨大な歴史研究を基に制作されているため劇中では実在した人物を連想させる描写が多く、政治的取引、メディアの操作、社会運動、国家主権、移行期正義といった敏感なテーマを扱っています。また、総統府内でのドラマ撮影が初めてこの作品によって行われています。
台湾総統直接選挙が行われた2020年1月に台湾の動画配信プラットフォーム「friDay」で配信が始まり、選挙期間と重なったことも相まって大きな話題を呼んだ作品です。現時点で第1シーズンと第2シーズンが公開されており、第3シーズンを離島・金門で撮影する計画が進められています。
主題歌は、台湾を代表するロックバンド「滅火器(Fire EX.)」が歌い、同作品のために制作された曲「無名英雄 Stand Up Like A Taiwanese)」。「すべてを顧みず、前へ突き進む」という歌詞は、当時民主化のために突き進んだ一人一人の英雄の姿勢そのものでもあります。
