今日のキーワードは、、、「臺灣手語貢獻獎」
意味:台湾手話貢献賞
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台湾の文化政策及び伝統文化の発展に関する行政を担当する行政機関「文化部(日本の文科省に類似)」は今年より初めて台湾手話の継承・復興・発展に尽力した人々を表彰する「台湾手話貢献賞」を創設。先月14日、初代受賞者として、長年にわたり台湾で手話文化の主体性構築に取り組んできた顧玉山氏が選ばれたと発表し、顧氏の長年にわたる努力に深い敬意を表するとともに、台湾の手話文化、教育普及、社会実践の基盤を築いた重要人物であると称えました。今月13日に「台湾手話貢献賞」の授賞式を実施する予定だとしており、「言語平等の多言語社会」の実現を継続的に推進していく方針を示しています。
文化部によると、2019年に「国家言語発展法」が施行され、手話が正式に国家の言語の一つに認定されました。これにより、台湾の各民族が使用する言語と同等の法的地位を得たことになり、今年から「臺灣手語貢獻獎」、「台湾手話貢献賞」を設立したと説明しています。
審査委員会が、「台湾手話界の国宝的存在」と評価する顧玉山氏は幼少期に病気で聴力を失い、聴覚障害者のコミュニティから親しみを込めて「顧爸(意味:ゴ・パパ)」と呼ばれています。顧氏は台湾手話の起源や文法構造を長年研究してきたほか、自ら全国各地を巡って聴覚障害者と交流しながら手話継承を推進。当時、「聴覚障害者は聴力を失った障害者ではなく、手を通じて心を通わせ、考えや世界を表現する少数言語コミュニティである」と主張し、その活動は約半世紀に及びました。1977年には台湾初の手話劇団「台北聾劇団」を創設し団長を務め、翌1978年には「中華民国ろう者手話研究会」(現・中華民国ろう者協会の前身)を設立。
文化部は、顧玉山氏は台湾で手話が生まれてから発展するまでの重要な歴史を支えてきたと説明しており、彼のような先駆者たちを称えることで、「聴覚障害=身体的欠陥」という固定観念を覆し、「視覚言語」としての手話の生命力を社会に広く伝えたいとしています。
文化部はさらに、台湾手話の継承危機に対応するため、2022年から「国家言語総合発展方案」を通じて、手話に優しい環境づくりや創作・普及活動を支援。また、今後は教育、メディア、公共サービスなど各分野で台湾手話の可視性向上をさらに推進していく方針を示しています。
文化部はまた、6月13日と14日に臺南國家美術館で2026年「第3回国家言語発展会議」を開催する予定で、「言語平等を共創する多言語社会」をテーマに、公共政策、教育推進、社会参加の分野において、いかに言語平等を実現するかについて議論を行い、多言語を尊重し共生する社会環境の構築を目指していくとしています。

文化部が創設した「台湾手話貢献賞」の初代受賞者、顧玉山氏
(写真:文化部)