今日は2つの話題をお伝えします。
一つ目は、日本の人気雑貨チェーン「3COINS」が台湾1号店を今年(2026年)8月にオープンさせる話題についてです。
日本で「スリコ」の愛称で親しまれている3COINSは「あなたの“ちょっと幸せ”をお手伝いする雑貨店」というコンセプトで300円を中心価格とした雑貨を販売する雑貨店です。運営しているのはアパレルブランドを40以上運営している株式会社パル。株式会社パルは1994年4月、大阪・梅田に300円均一ショップとして「3COINS」の1号店をオープンさせた後、2008年には50店舗を、2013年には100店舗を、2020年に200店舗目を超えたあと、コロナ禍でも店舗網を拡大させることに成功し、2023年までに47都道府県全てに出店を完了、今では日本全国で350店舗を超えています。現在は300円という価格にとらわれない質の高いアイテムも展開することで幅広い層から支持を受けています。
そんな「3COINS」が台湾初となる公式店鋪を今年8月に北部・台北市の西門町にオープンさせることが明らかになっています。若者や海外からの観光客が多く集う流行の発信エリアとして知られる西門町にある商業施設「誠品生活武昌店」の4階に出店するということで、台湾出店の情報を明らかにしたSNS「スレッズ」の公式アカウントでは、「台湾での新たなスタートを一緒に迎えましょう」と呼びかけられています。台湾進出の投稿がされると、SNSでは早速大きな話題となり、台湾での価格設定に対し関心を示すコメントや「うれしい」といった声が寄せられた他、台北以外の都市への出店を望むコメントも見られました。
詳細は、今後追って公表されるということです。
同じく日本発祥で台湾に出店した、低価格帯を売りにしている雑貨屋さんに「ダイソー(DAISO)」が挙げられます。ダイソーは台湾では「大創」と呼ばれていて2001年に海外1号店かつ台湾1号店として台北市に出店を果たした後、2025年2月末時点で台湾全土に100店舗近くとなる98店舗を展開。
では台湾ではいくらで販売されているのかというと、日本のダイソーで1個110円(税込)で売られているものは49台湾元(約250円)と、日本の約2.5倍ほどの値段がします。ほかの価格帯だと、例えば日本で220円のものは「69元(約350円)」、250円・300円のものは「99元(約500円)」に設定されていたりと、台湾のダイソーは日本での価格の1.5倍~2.5倍ぐらいが目安になっています。
日本での安さをすでに知っている日本人の感覚からすると台湾のダイソーは少しお高めなので、なかなか一度の買い物で大量には購入しづらいですが、売られているものは品質が良い日本のものと同じですので、台湾ではコスパの高いお店として非常に人気があります!
3COINSの、今後の台湾進出はどうなるのか、台湾在住の日本人として楽しみに待っていたいと思います。
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2つ目の話題は、3COINSの台湾1号店が入る予定の商業施設「誠品生活」について詳しくご紹介します。「誠品生活」は1989年に台湾で生まれた、書店や生活用品、食料品などのセレクトショップが出店する複合型百貨店です。また、個性あふれるイベントも開催されることから台湾の文化発信地として人々に親しまれています。台湾をはじめ、香港、蘇州(中国)、クアラルンプールなど、アジア各地に49店舗を展開。 書店だけでなく、パフォーマンスホール、映画館、ワインセラーなど、多彩な文化体験ができる空間を運営し、外食業やホテル業にも広がりを見せています。その独自の世界観は海外でも高く評価されており、2004年にはTIME誌アジア版の「アジアで最も優れた書店」、2016年には米CNNの「世界で最もクールな百貨店14選」の一つに選ばれました。
そんな「誠品生活」、中華圏以外で初の海外進出となる日本一号店、その名も「誠品生活日本橋」を2019年9月に、東京・日本橋の商業施設「COREDO室町テラス」2階に出店。日本にいながら台湾を感じられる場所として日本初進出の5つのブランドを含む約50の台湾ブランドなどが入ることで、台湾と日本の文化交流を促進する存在となっています。
そして来年、日本二号店が、大阪を代表する繁華街・ミナミの中心部に構え、大阪メトロ御堂筋線 「難波」駅に直結の商業施設「なんばマルイ」に出店することが決まっています。道頓堀や心斎橋、黒門市場といった人気スポットにもすぐ近いことから、2027年オープン予定にも関わらず今からすでに注目を集めています。関西エリア初の店舗が「なんばマルイ」に出店することになった背景として、株式会社丸井グループが発表したニュースリリースによると、なんばマルイが掲げる「アジアのカルチャー・エンタメの発信拠点」というビジョンと、「誠品生活」が大切にしてきた「地域の文化や人との交流を尊重する姿勢」が重なったことにあるとしています。
誠品生活の呉旻潔(マーシー・ウー)董事長(会長)は、報道陣の取材に対し、大阪店の店舗面積は日本橋の800坪よりやや小規模になる予定だとしつつ、なんばマルイ内では大きな空間を占めると説明。大阪の店舗では漫画やアニメ、読書などの要素を通じて若者に魅力を発信していくと話しています。
さらに、日本における3店舗目もすでに計画が始まっているということです。
日本にいながら台湾を感じられる「誠品生活」の関西進出、2027年のオープンということでこちらの続報も期待です。

誠品生活の新店舗が入居する「なんばマルイ」(写真:CNA)