①「18.1度」
今年(2026年)台湾最南端・屏東県で栽培された愛文マンゴー(別名:アップルマンゴー)の最高糖度
台湾で食べられているマンゴーには数多くの品種がありますが、とりわけ愛文マンゴーが最も有名です。愛文マンゴーは、赤みがかった果皮と鮮やかなオレンジ色でとろけるようになめらかな果肉が特徴で、口に入れた瞬間にジューシーな甘さが広がり、台湾の夏を語るには欠かせない品種の一つです。5~7月が収穫期ですので、今の時期、台湾各地のスーパーや伝統的な市場でよく見かけるほか、日本人からも愛されるマンゴーかき氷にもたっぷりと入っています。
産地は主に屏東県と南部・台南市に分布していますが、中でも屏東県は台湾本島の最南端に位置し、より温暖な気候を有しているほか、肥沃(ひよく)な土壌に恵まれ、農家の管理技術も優れていることから、高品質な愛文マンゴーが生産されています。また、屏東産のマンゴーは海を見下ろす山の斜面に栽培地が広がっているため太陽光が均等に行き渡り、果実がしっかりと熟します。山の斜面では太陽の光だけでなく季節風を浴びることで余分な水分が取り除かれることから、果実の糖度と香りがより高まるのです。今年の栽培面積は4,178ヘクタールに達しており、年間生産量は約4万トンに達する見込みです。
一般的に屏東産愛文マンゴーの糖度は12~15度とされているのですが、先日屏東県農業処が開催した愛文マンゴー品評会では、最高糖度が18.1度を記録しました。
屏東県の周春米・県長は、「今年は十分な日照と適度な降雨に恵まれたことで多くの果実が実り、高品質のものが多く収穫されて豊作となっている。県としても販売促進や流通支援を強化していると説明しました。周・県長はまた、屏東産愛文マンゴーが来週初めて欧州へ輸出される予定であることを明らかにしました。
今回、品評会で最高糖度18.1度を記録した愛文マンゴーを生産した農家によると、自身の約3ヘクタールの農園では昨年の収穫量が約2万個だったのに対し、今年は約10万個まで増加したということです。
屏東県は、日本や韓国、シンガポールへの輸出に加え、今年は欧州市場への初輸出も実現し、販路の多角化が進められているほか、国内の愛文マンゴーの卸売価格は1キログラム当たり100〜130台湾元程度と安定しているとし、台湾各地の消費者や海外からの旅行者に向けて、旬を迎えている新鮮な屏東産マンゴーを味わってほしいと呼びかけています。
農業部農糧署の調査では、今年の台湾全土におけるマンゴー生産量は平年比で約3割増加すると見込まれています。
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②「7,655人」
2025年度に日本へ留学した台湾人の数
日本の文部科学省にあたる行政機関「教育部」の統計によると、2025年度に日本へ留学した台湾人は7,655人に達し、英語圏の国であるアメリカ、オーストラリアに次ぎ日本に多くの留学生を輩出している国となりました。
日本へ留学する台湾人学生は主に次の3つに分けられます。一つ目は日本語を学ぶための語学学校へ進学する学生。二つ目は大学・大学院へ進学する学生。そして三つ目は専門学校へ進学する学生です。
日本留学の魅力として、まず台湾との文化的な近さが挙げられます。台湾では幼い頃から日本のアニメ、ドラマ、音楽、デザイン、ファッションなどに触れる機会が多く、日本文化への親近感を持つ若者が少なくないため、日本文化への憧れから留学を志す人や、日本語習得を目的に留学する人も多いのです。
また、日本には世界的評価の高い大学が数多く存在する一方、学費や生活費は欧米諸国より大幅に抑えられます。現在約500人の台湾人学生が在籍しており、日本国内の大学では最多となっている私立の早稲田大学の場合でも、生活費と学費を合わせ年間1500万円以上かかることも珍しくないアメリカ留学と比較すると、およそ3分の1程度の留学費用に抑えられます。国立大学へ進学した場合はさらに留学費用の負担を軽減でき、多くの台湾人学生にとって魅力的な留学先となっています。
さらに日本は台湾との距離が近く、治安の安定性も高いため、学生本人だけでなく保護者からも支持を集めています。
近年、日本留学の大きな追い風となっているのが「英語学位プログラム」の拡充です。早稲田大学は2004年、日本で先駆けて全て英語による授業が行われる「国際教養学部」を設立。その後、現在に至るまでに6つの学部(国際教養学部、政治経済学部、社会科学部、文化構想学部、基幹理工学部、創造理工学部)で英語による授業履修のみで学位を取得することができるプログラムを実施しています。このプログラムでは日本語能力試験の成績が不要で、各種英語検定の成績を利用して出願できる場合も多く、「日本で学びたいが日本語にはまだ自信がない」という台湾人学生にとって、有力な選択肢となっているのです。早稲田大学によると、英語学位プログラムの留学生のうち、卒業後すぐ就職する学生は約6割。そのうち約94%が日本企業(外資系を含む)へ就職しており、日本でのキャリア形成を目指す台湾人留学生にとって日本企業への高い就職実績を兼ね備える早稲田大学は、魅力的な留学先の一つとなっているのです。