1945年8月6日午前8時15分に日本の広島、同年8月9日午前11時2分に長崎へアメリカ軍が原子爆弾を投下しました。広島と長崎への原爆投下から81年を迎えた今年は、6日に広島市の平和記念公園で「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和記念式典)」が、9日には長崎で平和祈念式典が行われました。台湾は去年(2025年)、初めてこの二つの式典に参列しました。今年は広島平和記念式典に参列したものの、長崎には出席を拒否しました。今週はこの話題をお伝えいたします。
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https://www.rti.org.tw/jp/news?uid=3&pid=224783
日本・広島で平和記念式典が行われ、台湾が今年も招待を受け参列
アメリカによる原爆投下から81年を迎えた6日、広島市の平和記念公園で「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和記念式典)」が行われました。
台湾の国家通信社である、中央通信社によりますと、台湾の在日本大使館に相当する台北駐日経済文化代表処の李逸洋・代表(駐日大使に相当)は6日、台北駐大阪経済文化弁事処(総領事館)の范振国・処長(総領事に相当)ら5人からなる台湾代表団を率い、世界121の国と地域の代表とともに、広島の平和記念式典に参列しました。
台湾が戦後、広島の平和記念式典に参列するのは今回が2回目です。被爆80年に当たる去年に続き、2年連続の参列となりました。
李・代表によりますと、広島に原爆が投下された当時、現地で働いていた人や留学生、台湾出身の日本兵など、多くの台湾の人々が被爆しました。李・代表は台湾を代表し、犠牲者とその遺族に深い哀悼とお見舞いの意を表しました。
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https://www.rti.org.tw/jp/news?uid=3&pid=225636
長崎平和祈念式典への出席を拒否、李逸洋・駐日代表:台湾の国家としての尊厳を損なう扱いに戦略的視点で対応
台湾の国家通信社である、中央通信社が10日、日本から伝えたところによりますと、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典での座席の配置に不満を示し、式典への出席を拒否した台湾の在日本大使館に相当する、台北駐日経済文化代表処の李逸洋・駐日代表(駐日大使)は10日、再び自身のSNSに投稿し、今回の対応は、台湾の国家としての尊厳を損なう扱いに「戦略的な視点」から対処したものだと説明しました。台湾が外交使節団でない待遇を受け入れて出席すれば、「ドミノ効果」を引き起こし、中国が「長崎モデル」を日本のほかの地域にも広げる恐れがあると指摘しました。
李・代表は、長崎市が「自ら進んで、中国による台湾への法律戦に加担した」と批判するとともに、台湾が言われるままに、屈辱に耐えて外交使節団として扱われないことを受け入れ、台湾には主権がなく、国家ではないと認めれば、その影響は一つの式典における座席配置の問題だけにとどまらない恐れがあると指摘しました。
李・代表はさらに、中国は必ず「長崎モデル」を広島にも押しつけるだろう。「長崎が台湾を否定しても台湾が受け入れるのであれば、なぜ広島は台湾を外交使節として扱う必要があるのか、と中国は主張するだろう」と指摘しました。台湾が何も言わずに受け入れれば、ドミノ効果が生じる恐れがあると懸念を示しました。「一度前例が作られれば、中国は日本の各地で、私たちが努力を重ねて築いてきた台日関係を一つ一つ壊していくだろう」と述べました。
(編集:王淑卿)