日本の三井不動産株式会社の台湾法人で三井不動産の100%子会社である「台湾三井不動産」は今年(2026年)9月13日で創立10周年を迎えました。
台湾三井不動産は2016年、北部・新北市に「三井アウトレットパーク 台湾林口」を開業して以来台湾全土に商業施設を展開し、今年の現時点で「三井アウトレットパーク」3店舗と「三井ショッピングパーク ららぽーと」2店舗の計5店舗を展開しています。5店舗の昨年の売上高は計約380億台湾元(約1900億円)で、それまで台湾における百貨店・ショッピングセンター業界で売上高4位だった微風(ブリーズ)グループを超えました。そして南部・高雄市でも「ららぽーと高雄」の開業が来年春に予定されていて、これにより、6店舗合計の年間売上高は2027年以降には日本円で約2,500億円規模へと拡大することが見込まれています。
台湾三井不動産は商業施設事業のほか、ホテル・住宅事業も手掛けており、現在では、計画・開発中案件を含め、ホテル2施設、住宅16物件を台湾各地で展開しています。ホテル事業に関しては、2020年に三井不動産ホテルマネジメントが運営する「三井ガーデンホテルズ」初の海外ホテルとして台北市の中心街・忠孝新生の駅前に「MGH Mitsui Garden Hotel 台北忠孝(三井ガーデンホテル台北忠孝)」をオープン。これに加え、2027年春には観光・ビジネスの玄関口である台北市の松山空港から徒歩約6分の場所にもう一軒のホテルの開業を予定しており、「三井ガーデンホテル台北忠孝」と合わせ2軒合計で472室となるとしています。台湾三井不動産は、台湾から日本への旅行者が増加するなか、台湾で1,000室規模への拡大を目指すと明らかにしています。
そして住宅事業では、現地事業パートナーとの共同事業に取り組み、北部・台北、新北、新竹、中部・台中、南部・台南、高雄の6都市において、累計16物件・4,000戸超の住宅事業を展開してきました。
三井不動産は熊本県および同県合志市と共同で「くまもとサイエンスパーク」の設立を推進しており、三井不動産と台湾三井不動産は、この「くまもとサイエンスパーク」への台湾企業・研究機関の誘致支援など、台日間の産業連携にも取り組んでいます。また、東京ドームと台北アリーナとの連携など、スポーツ・エンターテインメント領域における新たな交流機会の創出にも取り組んでいます。