本日は、7月にみすず書房から出版された、台湾を代表する写真家、阮義忠さんの『人と土地 台湾 1974-1986』の日本語翻訳を担当した、文筆家の栖来(すみき)ひかりさんをスタジオにお迎えし、お話をうかがいます。
『人と土地 台湾 1974-1986』は、まだ台湾が戒厳令下であった1974年から1986年にかけ、阮義忠さんが台湾各地、特に農村部や山間部、離島など、都市以外で撮影した85枚のモノクロームの写真を、「成長」、「労働」、「信仰」、「帰郷」の4つの章に分けて紹介、後に、それぞれの写真にエッセイを加え、2012年に出版した本の日本語訳版です。
栖来ひかりさんは山口県生まれ、京都市立芸術大学美術学部の出身で、2006年より台湾在住です。文筆家として、日々旅にして旅を栖(すみか)とし、失われた記憶を掘り起こしながら重層的な台湾の魅力をつたえていらっしゃいます。
各メディアでの記事、連載のほか、日本語の著書としては『台湾と山口をつなぐ旅』、『時をかける台湾Y字路 記憶のワンダーランドへようこそ』、『日台万華鏡』、『台湾りずむ』など、翻訳に柯宗明氏の『陳澄波を探して 消された台湾画家の謎』があります。
台湾からの引き揚げ者らを中心に作られた一般財団法人台湾協会の台湾連絡所長のほか、台湾山口県人会の会長もつとめられています。
今回、翻訳者の目から見た『人と土地』の魅力や、写真家阮義忠さんの印象、また、この本が日本で出版される意義などについてお話を伺いました。