円安が進み、台湾で「お得なレート」を狙って換金ラッシュ!
台湾では最近、円安が再び話題となっています。4日の為替レートは1台湾元対5日本円になり、個人投資家が先を争って日本円を買っていますが、日本円を両替する人があまりにも多かったため、銀行は放出する外貨に制限をかけることにしました。きのう8日ときょう9日、再び元高円安が進み、大手ポータルサイトでは「日本円」や「日本円の為替レート」が再び人気のキーワードとなっています。
今年4月22日、台湾の金融機関における日本円の為替レートは0.2351でしたが、9日には0.2010になりました。台湾元対日本円の為替レートが0.20になったのは30年ぶりのことです。4月22日、10万台湾元を42万5350円にしか両替できませんでしたが、今は50万3000円に両替できます。日本円を約8万円多めに両替することができます。ネットユーザーは「手にした円で奇跡を見ている」と喜んでいます。
多くの人が「0.19を迎えに来た」、「本当に0.19を見た」、「私は数百万円を換えた」などと興奮する中、4日、複数の銀行アプリは頻繁な為替変更によりダウンする事態が発生。「アプリが換金ラッシュでパンクした」といった投稿が殺到しましたが、多くの人々がこの機会に換金しました。一部の人は「反発に注意、少しずつ両替することを忘れずに」と警告しています。
台湾人観光客が元高円安を喜ぶと同時に、台湾元の値上がりが台湾経済全体に及ぼす影響が懸念されています。
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頼・総統が安倍晋三元首相の三回忌にあたりXに投稿 「台湾への温かい友情を忘れない」
日本の安倍晋三元首相が凶弾に倒れてから8日で3年となります。頼清徳・総統は、SNS「X(旧Twitter)」において日本語で投稿し、安倍元首相が台湾に寄せた温かい友情に深い感謝の意を表すとともに、今後も日本とのパートナーシップを深化させていくと強調しました。
頼・総統は投稿の中で、「3年前のきょう、台湾を強く支持してくれた良き友を失いました。安倍元首相は傑出した政治家でした。我々は彼の台湾に対する暖かい友情に感謝し、また自由で開かれたインド太平洋という壮大なビジョンを忘れません」と書き、「これからも日本との関係を強化し、地域の平和、安全、繁栄のために努力してまいります」と結び、未来志向の台日関係の強化を呼びかけました。
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安倍晋三元首相の三回忌に際し、李逸洋・駐日代表が墓前に献花
安倍晋三元首相が凶弾に倒れてから3年となる8日、台湾の在日大使館に相当する、台北駐日経済文化代表処の李逸洋・代表(駐日大使)が日本の山口県長門市で行われた「安倍晋三元首相追悼式」に出席し、式典に先立って夫人とともに安倍氏の墓前に花を手向け、台湾を代表して深い哀悼の意を表するとともに、地域の平和と台日友好の深化に尽力した安倍氏の功績に対し、最大限の敬意と感謝を捧げました。
駐日代表処によると、李・駐日代表は7日夜、山口県の幹部職員との夕食会であいさつし、「安倍晋三氏は在任中、『自由で開かれたインド太平洋戦略(FOIP)』を積極的に推進し、現在のインド太平洋安全保障の枠組みの礎を築いたのみならず、さらに台湾情勢にも長年にわたり関心を寄せ、台湾海峡の平和と安定に対し重要な影響力を発揮した」と紹介し、「安倍氏は自由と民主主義の価値を世界に訴えた日本の偉大な政治家であり、台湾の人々はその貢献を永遠に忘れない」と語りました。
追悼式には、安倍昭恵夫人のほか、高市早苗前経済安全保障担当大臣、西村康稔前経済産業大臣、岸信千世衆議院議員、吉田真次衆議院議員、山谷えり子参議院議員、佐藤啓参議院議員が出席。また、李逸洋駐日代表(駐日大使に相当)夫妻、陳銘俊・福岡分処処長(総領事)、李坤城・陳俊宇両立法委員、野崎孝男・行政院政務顧問、山口県の地方政要なども参列し、台湾と日本双方が安倍氏への深い敬意と哀悼の念を表しました。
高市早苗氏は挨拶の中で、2016年に安倍氏が提唱した「自由で開かれたインド太平洋戦略」は国際社会から広く支持され、現在のインド太平洋地域の安全保障の重要な基盤となっていると述べました。また、安倍氏がアメリカのトランプ大統領やロシアのプーチン大統領とも信頼関係を築いたことにも触れ、「日本外交の力とリーダーシップを体現された存在であった」と称賛。今後も安倍氏の崇高な外交理念を引き継ぎ、日本の国際的地位の向上に努めていくと語りました。
安倍昭恵夫人は出席者一人ひとりに感謝の意を伝え、台湾からはるばる長門まで訪れてくれたことに深い謝意を述べました。また、「安倍の信念と精神を、皆さまの心に留めていただければ嬉しい。私自身も彼の遺志を受け継ぎ、引き続き努力してまいります」と述べました。
李逸洋・代表はさらに、近年中国の軍事的脅威が高まる中で、国際社会が一致して台湾海峡の平和と安定の重要性を訴えており、多くの国が台湾海峡を通過する艦艇を派遣して支持を示していると指摘。生前、安倍氏が唱えた「台湾有事は日本有事」という発言は、極めて先見の明を持つものであり、台日関係と世界の平和のために揺るぎない基盤を築き、台湾の永遠の友人であると強調しました。
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M503航路論争10年 国防と航空安全に影響
中国民用航空局は6日、M503航路と接続航路W121の運用開始を発表しました。2015年に台湾と中国の間で同航路について協議・合意に達して以降、中国側が一方的に航路調整を行うのはこれで3回目となります。M503航路は台湾海峡の中間線に近接しており、東西に接続する3つの航路は台湾の離島・馬祖および金門の管制空域に隣接しており、台湾の防空体制および飛行安全に直接関係しているため、争点となっています。
M503航路を巡る主な経緯と争点
(編集:王淑卿)