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台湾ミニ百科 - 2025-07-30-【①夏に陥りやすい「上火」とは? ②訪日台湾人観光客、新たな兆候が】

今回は二つの話題についてご紹介します。

まず一つ目は、もうすぐで8月に入る今、知っておきたいこんな情報。それは、夏に陥りやすい身体の「上火」と呼ばれる状態について。

これは、古代中国から伝わる伝統医学「中医学」の世界から生まれた言葉で、夏の時期、気温が上昇するにつれて、知らず知らずのうちに体内に熱がこもりやすなり、それに伴い様々な体の不調が起こる状態を指します。中医学の考えでは、人の体に存在するエネルギーの一種「火気」のバランスが崩れ、体内の“陰”と“陽”のバランスが崩れることで体内に過剰な「熱」が生じた状態なんだそう。これを私たちにも馴染みのある西洋医学的に捉えると、上火の状態は体内の代謝が過度に活発となり、交感神経が過剰に働く一方で、副交感神経の働きが抑制されることによって「自律神経の乱れ」が起きている状態と考えられます。

交感神経が過剰に働く原因としては、暑さといった外的要因のほか、現代の人々にありがちな夜更かし・過労・油分や塩分の多い食事・暴飲暴食といった不健康なライフスタイルの長期化により「火気が強まる」、つまり交感神経が過剰に作用するのです。結果的に、しばしば「赤くなったり」・「腫れたり」・「痛みを感じたり」といった症状を伴います。

現代人は不規則な生活や精神的ストレスの影響を受けやすく、自律神経が乱れやすいため「上火」の体質を形成しやすい傾向にあります。つまり、「上火」の症状が現れたということは、身体が私たちに「生活習慣やライフスタイルを見直す時期が来た」と知らせてくれているサインなのです。

そのため解決法としては、もちろん日頃の生活習慣を見直したり、刺激の強い食べ物を控えることは基本ですが、ほかに効果的な方法がいくつかあります。

中医学でいう「火の気」を下げ「陰=副交感神経」を補なうことが必要で、例えば、鍼やお灸を用いて身体のツボに刺激を与え、身体の痛みや不調を改善したり、中国式整体マッサージの推拿(すいな)を受けたり、ガラスやプラスチックのカップを腰や肩などに吸着させて吸引し、血流を良くするカッピング療法を受けることが有効的な治療法だとされています。

でも、日常的にこれらの治療を受けに行くのも大変ですよね。そのため、日頃から手軽に行える方法として、「身体の熱を冷ますとされている食べ物」を取るのも有効とされています。中国の伝統医学「中医学」が浸透している台湾では、その食べ物の定番として、「ゴーヤ」・「スイカ」・「レモン」・「梅」・「トウガン(冬瓜)」が挙げられます。台湾ではゴーヤとスペアリブを使ったスープがよく食べられていたり、最近一部のネットユーザーからは「梅漬けゴーヤ」や「ゴーヤの冷製サラダ」なんていう創作レシピも紹介されています。スイカやレモンに関しては、台湾のドリンクスタンドで他の果物と組み合わせたミックスジュースが人気です。最近は、ある韓国の人気アイドルの影響で「スイカウーロン茶」が注目を集めたことも。飲んだ人からは「スイカの甘さとお茶の香りが絶妙にマッチし、飲みやすくて夏にぴったり」との声が上がっています。

また、意外にも「牛乳」も効果的なんだそう!これは、栄養補給と水分補給の両方の役割を果たすためだからです。

このように、「上火」を抑えるためには様々な方法がありますが、ただ、「上火になったから=身体を冷やせばいい」という独断的な発想は、体質や原因によっては逆効果になる可能性もあるため、注意が必要です。体調不良を感じた際は、まずは自身の体質や不調のサインに耳を傾け、必要だと感じたら専門家に相談することも重要です。

ちなみに、中医学の治療を受けてみたいという方は、台湾では正規で安く受けられるクリニックが多く存在するため、もし機会があればこちらもお勧めです。

日本も連日暑さが続いています。皆さんも体調管理にはくれぐれもお気を付けくださいね。

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ここから、二つ目の話題に参ります。

外がどれだけ暑くても、気晴らしに旅行は行きたいものですよね。

ということで“観光”に関する話題をお伝えするのですが、その中でも「台湾人の日本への旅行」についてこんな最新データがあるのでご紹介します。

世界中の旅行体験や宿泊を予約できるアプリ「Klook(クルック)」は、台湾人が今年、日本の各都市へ旅行に行く中でどの都市への予約数が増加するかについてのランキングを発表しました。

その結果、台湾人は今年、混雑を避けるため、より空いている目的地を選ぶ傾向にあり、予約数が増加すると予測される日本の地域は、1位が沖縄県北部の「国頭郡」、2位が外国人観光客に人気の京都に近い「三重県」、3位が名古屋近郊の「長久手市」でした。

この結果についてKlookはこのように分析、国頭郡では5日前にオープンしたばかりの大型テーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)沖縄」が観光熱を押し上げるとみられ、三重県は伊勢神宮などの歴史的・文化的観光地が台湾人から人気を集めており、長久手市は市内にある「ジブリパーク」の継続的な話題性が要因だということです。

また、4位から6位にランクインした地域として、4位が富士山周辺に位置する静岡県と山梨県、5位が半導体大手「TSMC」が進出したことで台湾との関係がより身近になった熊本県、そして6位が東京近郊の横浜市でした。このように今年、台湾人は、大都市圏を避けた“地方旅”に関心があることを示す結果となったのです。

昨年日本を訪れた台湾人観光客数はパンデミック前の2019年より500万人以上も増加し、現在日本への旅行熱が加熱しています。

今後は、旅行客が日本の各都市へ分散し、更に日本の旅行市場が盛り上がっていきそうです。

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