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台湾ミニ百科 - 2025-09-03-【台湾高速鉄道の新型車両 2027年下半期にも運用開始予定】

今日は、台湾新幹線こと「台湾高速鉄道」について、現在日本で製造中で2027年下半期の運転が予定されている新型車両をご紹介!

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その前にまずは、台湾高速鉄道の概要と現在使われている車両について説明します。

台湾高速鉄道とは、台湾では「台灣高鐵」と呼ばれ日本の新幹線に当たる鉄道です。2007年に開業し、台湾の北部(台北)から南部(高雄)までを最速96分で結び、最高時速300km/hで運行しています。それまでは在来線で約4時間かかっていた台湾の二大都市、台北―高雄間(345キロ)を最速1時間半ほどで結ぶようになったことで、台湾西部の「日帰り生活圏」が創り出されました。

台湾高速鉄道は開業から現在まで、「700T型」という日本の700系新幹線車両、つまりこれまで東海道新幹線や山陽新幹線で導入された車両をベースにJR東海・JR西日本が共同で開発した車両が走っており、日本と大きな繋がりがあります。700T型の名前の由来は「700系の台湾バージョン」からきており、「T」は台湾を指しています。日本の新幹線技術が初めて海外に輸出された事例であり、日本の技術を基盤としつつ、台湾の地理的環境や気候、法令規則、旅客の需要などに合わせて独自に設計・製造されました。例えば日本の700系はグリーン車一両合わせ16両編成の合計1,323席なのに対し、700T型はビジネスクラス1両を加えた12両編成で、合計977の座席があります。これは台湾における需要の見込みに合わせているためです。また、日本の700系に比べて先頭部分が1メートル短く、空気抵抗をより効果的に抑える設計となっています。

そんな700T型の後継車両として、冒頭に話した新型車両が今後導入される予定です。もちろん700T型の老朽化のためという理由もありますが、他にこんなわけもあります。

一つに旅客の増加が挙げられます。開業当初、1日あたりの旅客は平均約5万人だったのがその後新型コロナウイルス流行の時期を除き一貫して伸び続け、2024年にはコロナ禍前を超える21万4千人に到達。この数字は日本の上越、北陸、九州の各新幹線の1日の旅客数を大幅に上回る数です。乗車率(つまり座席の利用率)で見てみると、開業した2007年の平均は45%だったのが、2024年は72%に達しています。実際私も乗車する前に予約する時、もし週末の席かつ当日予約の席を予約しようとすると、指定席は大体満席で予約できなく、その場合、席の指定をせずに買った乗車券さえあれば誰でも空いている席に座れる自由席を探して座るか、自由席も満席だと通路に立って乗車することがよくあり、乗客の多さを感じます。そのため輸送力の増強が喫緊の課題となっているのです。

新型車両の導入の理由、他には将来の延伸計画に対応するためが挙げられます。

現在、最初の駅である台北市の南港駅から、東に進んで北東部の宜蘭県中央部までの全長約60.6キロの延長が計画されています。「計画されている」とは言ってもまだ関連機関が総合的な計画書を作成している段階で、完成次第交通部と行政院(内閣)に送られる予定です。そして、今年末または来年初めの行政院の承認獲得を目指しています。交通部によると、仮に承認が得られた場合、承認から11年後の完成を予定しているということなので、延伸が実現するまでにはまだまだ時間がかかります。そのため今から早めに、延伸に対応できる新たな車両の導入が計画されているのです。

ちなみに当初は、既存の700Tをそのまま増やすという選択肢もあったそうなのですが、日本の700系は2006年に生産終了となっており、700Tを構成する主要部品の調達が不可能に。そのため、新型車両を導入することになったという経緯もあります。とはいえ、これまで新型車両を導入するという経験がない台湾高速鉄道には車両の仕様を策定するノウハウが乏しく、JR東海がサポートを行っています。

先月20日にはそんな新型車両の名前がすでに発表されています。その名も「N700ST」。「T」は同じく台湾を意味し、「N700S」とは東海道・山陽新幹線で運行を開始した新型車両のN700Sを台湾高速鉄道の新型車両のベースにしていることに由来します。

外観デザインも同時に発表されました。初代700Tの精神を受け継ぎ、また、ブランドイメージの統一を図るため、明るいホワイトを基調に、オレンジとブラックの2本の線が先頭部分から側面へ平行に伸びるデザインは継承しつつ、新しい車体に合わせて繊細に調整されたデザインとなっています。「繊細に調整」について詳細に説明すると、線の比率・曲線の曲がり具合(曲率)・傾斜角度が綿密に計算され、新型の車体との完璧な調和が図られているということです。交通部公式のFacebookやInstagramにデザインが載っていますので、興味のある方はチェックしてみて下さいね。この塗装作業は早ければ今年末から行われる見込みです。

新型車両の車内には、フルカラーの液晶ディスプレー、駅への到着を光で知らせる装置、2段式荷物棚を設置。また、これまではビジネスクラス及び一部の車両のみに設置されていたコンセントを全席に備えるほか、授乳室には洗面台やベビーチェア、ハンガーフックを新設。車椅子対応座席は1車両当たり現在の4席から6席に増やし、固定装置も設置する予定です。

この新型車両の第1両目は現在日本で製造中で、来年(2026年)8月に台湾に搬入され、試験を行った上で2027年下半期に正式に運転を開始する予定です。計画されている12の車両全てが運用されれば、ピーク時の輸送力は約25%増強できるといい、今後の乗客増加に十分に対応できる見込みです。

もしかすると、皆さんが今後台湾に来られた際は、N700STに乗れる“かも”しれませんから楽しみに待ちたいですね。

20日に公開された台湾高速鉄道の新型車両の塗装デザイン(同社提供)

公開された台湾高速鉄道の新型車両の塗装デザイン(台湾鉄道提供)

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