今週からは新たなアーティストについてご紹介してまいりましょう。今週からお送りするのは、台湾を代表する男性ロックシンガー伍佰、そしてその伍佰がメインボーカル、ギターをつとめるバンド「伍佰 & China Blue」の楽曲です。
伍佰は1968年、南部の嘉義県、現在、国立故宮博物院の南院がある付近で生まれました。本名は吳俊霖といいます。
「伍佰」という変わった芸名には理由があります。小学生の頃、俊霖少年は成績が優秀で、5教科全てで満点をとりました。実家は主に肉体労働の人たちが嗜む嗜好品であるビンロウを売っていましたが、たくさん壁に表彰状が飾られているのをみたお客さんが「5科目500点満点?お宅のせがれは凄いね!」としばしば尋ねたことから、「五百」というあだ名になり、その後、デビューにあたって、このあだ名から芸名を思いついたそうです。
1990年にレコード会社と契約し、1992年に本名の吳俊霖の名でデビュー、その後、ベースの小朱、キーボードの大貓、そしてアメリカ人ドラマーのDinoとバンド「伍佰 & China Blue」を結成しました。
本日はまず、「伍佰 & China Blue」が1994年にリリースした最初のアルバム『浪人情歌』、英語訳「Wanderer’s Love Song」から、「牽掛」と、表題曲の「浪人情歌」をお送りしましょう。