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数字の台湾 - 2025-10-06-【35周年】

今週の数字は「35周年」です。

これは、北部・台北市の中心部に位置し台北101に隣接する5つ星ホテル「君悅飯店(グランド ハイアット 台北)」が今年(2025年)で開業から35周年を迎えたことを指しています。

現在全部で850室を擁するグランド ハイアット 台北は1990年の開業以来宿泊者にラグジュアリーな空間を提供し続けているのみならず、ミーティング会場や結婚式場も備え、盛大なお祝いをしたり、幸せを分かち合うための特別な場所としても活用されてきました。実は台北初の5つ星ホテルとしても知られています。

9月21日には35周年を記念するイベントが行われ、立法院(国会)の韓国瑜・院長(国会議長)や台北市の蔣萬安・市長らが出席し祝辞を述べました。蔣萬安・市長は、自身の結婚式がこのホテルで行われたことに触れ、「時の経つのは早く、長男はすでに自分より背が高くなった」と明かしました。また、「同ホテルは常に最高のサービスを提供してきたことで、外国人旅行者を魅了し続けているだけでなく、世界中のVIPが台湾滞在時に宿泊先として選ぶホテルとなっている」と評価しました。

一方で、35周年記念イベントには同ホテルの投資オーナーであり、シンガポールで不動産・ホテル界の大物として知られている郭令明(かく れいめい)氏も出席。現在83歳の郭氏は、金融や不動産など幅広い事業を展開し総資産数兆円超えの東南アジア最大級の多国籍企業グループ「豊隆グループ」の代表を務めています。豊隆グループは父・郭芳楓(かく ほうふう)氏によって創業され、今年、一族の総資産は143億米ドル(約2兆1,077億円)でシンガポール富豪ランキング2位に入りました。また、郭氏の一族は2024年にアジアの超裕福な家族トップ20にもランクインしています。台北グランドハイアットホテルは、そんな郭一族による豊隆グループが投資した海外のホテル第一号です。

ちなみに郭令明氏は他にも29か国160軒のホテルの管理にも携わっています。こんなにも敏腕な人物であるにも関わらず、郭令明氏は非常に控えめでほとんど外部の取材を受けることがなく、今回、公開イベントに姿を見せたのは珍しいということです。

蔣萬安・台北市長は挨拶でさらに、郭氏のリーダーシップのもと、同ホテルが昨年33億台湾元(約162億円)の売上を達成し、競争の激しい台北のホテル市場で頭角を現したことを高く評価しました。

ちなみに、台北で最も歴史が長く、台湾初の五つ星ホテルとしても評価されているホテルは、1952年に創業した圓山大飯店です。中華民国の初代総統・蒋介石の夫人である宋美齢氏によって建設され、場所は日本統治時代の1901年に建立された「台湾神宮」の跡地に位置しています。標高87mに佇み、1973年から1981年までの間台湾で最も高い場所にある建築物でした。台北市のきらめく夜景を一望する贅沢な時間を過ごせるだけでなく、年末年始には、台北101の花火を鑑賞するのにも絶好のスポットです。台湾国際放送のすぐ隣に聳え立つので、台湾国際放送を訪れた際は是非圓山大飯店で台湾初の五つ星ホテルを満喫するのもいいですね。

では台湾全土で最も古いホテルはどこなのでしょうか?答えは、南部・嘉義県に位置する阿里山賓館(ホテル)のうちの「歴史館」だとされています。「賓館」という呼び名は近代以降のことであり、阿里山賓館の最初の名称は“阿里山倶楽部”でした。

阿里山賓館は現在、旧館の「歴史館」と新館の「モダン館」に分かれているのですが、「歴史館」は1913年に建設され、今年で112年の歴史を誇ります。「モダン館」は2012年に新設され、高い天井のロビーや大きな窓が特徴的です。阿里山賓館は現在台湾最古であるだけでなく、標高2,000メートルを超える山・阿里山に位置し台湾で一番高い場所にあるリゾートホテルです。

歴史館の建物は、当時台湾に駐在していた日本人が地元産のヒノキで建てたもので、釘を1本も使わない「ほぞ組み工法」という方法で複雑な工事を経て完成された、貴重な歴史的建築物です。館内にはアンティークの照明器具や古いレコードプレーヤー、当時の窓などが残されており、日本統治時代の9人の総督や、中華民国の歴代の総統5人のほか、シンガポールのリー・クアンユー元首相や各国の外交使節団などが訪れました。2012年には新たにモダン館が登場、昨年(2024年)には歴史館の全面リニューアルを終えています。建物の前には当時の日本人が植えたサクラの木があり、皇室と同じ高級品種“ソメイヨシノ”で、樹齢百年になります。また、そびえ立つヒノキは樹齢九百年弱だということです。公式サイトによると、現在客室はニーズに合わせ歴史館、モダン館合わせ9種類用意されており、一番安い部屋でも、朝食と夕食付き一泊1万7000台湾元(約83000円)、最も高価な部屋は、数多くの国家元首が泊まったことがあるその名も「首相スイート」という歴史館の部屋で、平日3万5000台湾元(約17万円)です。

宿泊客だけのサービスとして、台湾で最も高い場所(標高約2200メートル)にある文化館「1913旧事務所」の無料参観ができます。ここでは阿里山林業の全盛期から現代までの様子を垣間見ることができるそう。また、阿里山バスターミナルからホテルまでの無料シャトルバスサービスを利用できます。公式サイト「阿里山賓館」は日本語ページも充実しており、日本人にとっても安心して宿泊情報を調べられます。

台湾最古、さらに台湾で最も高い場所にあるホテル「阿里山賓館(ホテル)」、こちらも魅力的です。

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