今日ご紹介するキーワードは「國慶光雕」。
これは一体、何のことでしょうか。
*****
明日(10/10)は中華民国の建国記念日「双十国慶節」です。
今年(2025年)は、中華民国114年、つまり、114歳の誕生日を迎えます。
10/6には、台北市の総統府前広場で双十国慶節祝賀大会のリハーサルが行われましたが、その翌日から、総統府の建物をスクリーンにしたプロジェクションマッピングショーが行われています。
双十国慶節と言えば、総統府前広場で行われる記念祝賀大会と、毎年各県市が持ち回りで担当する夜の祝賀花火が有名ですが、近年はこのプロジェクションマッピングも恒例行事となっています。
この双十国慶節の総統府プロジェクションマッピングは、2017年に始まった国慶節の祝賀イベントで、毎年異なる視点から台湾の歴史を語っています。
今年(2025年)は「不要轉台,馬上回來!(Stay Tuned, TAIWAN)」と題し、“台湾版エミー賞”と呼ばれるテレビ・ラジオ番組賞「金鍾獎(ゴールデンベルアワード)」の60周年を記念して開催されます。その時代、その時代の特徴と記憶を映し出す、名作テレビドラマ62本と、人気のバラエティ番組25本の合計87本の台湾の映像作品が一堂に集結。女性として初めて“主演男優賞”を受賞した陳亞蘭さんと、金鍾獎最多受賞記録を持つ沈春華(ジェニファー・シェン)さんがキャラクターとなって登場し、台湾の60年の記憶を台湾の人々と共に振り返り、この地の温かい思い出を紡いでいきます。
このイベントを主催する、頼清徳・総統が会長を兼務する中華文化総会(GACC)は、過去60年間、近所の人々が集まってテレビを観ていた時代から、今のデジタルストリーミングによるオンデマンド視聴の時代まで、私たちは技術の絶え間ない革新を目の当たりにしてきた。また同時に、台湾の映像産業が絶えず挑戦と進化を続ける精神もこの目で確かめてきた。金鍾獎60周年と、双十国慶節という特別な時に、双十国慶節の総統府プロジェクションマッピングは、時空を超えた懸け橋となり、台湾の人々を歴史と未来の旅へと誘い、深く根付いた記憶と共鳴を再び呼び起こすだろうと述べています。
また、総統府の郭雅慧・報道官は、テレビの影響力は、台湾の物語を伝えるだけでなく、情報を伝達する役割もある。今回の東部・花蓮の洪水被害では、ニュース報道を通じて、多くの「鏟子超人(スコップヒーロー)」たちが自発的に花蓮に駆け付け、被災者が早く日常の生活に戻れるよう手伝ったり、寄付を通じて支援を行う人々の姿が広まった。こうした温かく善良な行いもテレビを通じて届けられ、善の循環を生み出したと語り、今回の世代を超えた映像作品のプロジェクションマッピングを通じて、台湾の人々と共に過去の物語を追体験し、今の時代の記憶を紡いでいくことへの期待を示しました。
私も観てきましたが、私でも「懐かしい~!」と思うドラマやバラエティ番組がたくさん登場してワクワクしたので、台湾の皆さんは、その時代を思い出しながらもっと楽しんでいるのではないでしょうか。
今年の双十国慶節の総統府プロジェクションマッピングは、明日10月10日まで行われていますので、今、台北に来ているという方はぜひ総統府前広場に足を運んでみてください。
また、先日(10/7)に行われた点灯式の模様は、YouTubeでも公開されています。YouTubeサイトは、中華文化総会(GACC)のページにアップされていますので、直接観に行くことができないという方もぜひ映像で雰囲気を楽しんでくださいね。