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ナルワンアワー(金曜日) - 2025-10-31-【考古学専門の博物館同士の台日交流】

今回は、台湾北部・新北市に位置し、台湾初の考古学専門の博物館「新北市立十三行博物館」で現在開催中の特別展についてです。

その名も「静土有声 台日古代文物対話特別展」。

日本・宮崎県のほぼ中央に位置する西都市には300余りの古墳が点在する西都原古墳群があるのですが、その一角に21年前に開館した宮崎県立西都原考古博物館と協力して開催されており、今から約1800~500年前に台湾北部で栄えた台湾で初めての製鉄技術をもつ文化「十三行文化」と日本・九州の古墳時代に由来する品々を展示、来年3月1日までの開催予定です。

同展では、十三行遺跡で新たに発掘・修復された出土品11点がお披露目となります。十三行遺跡とは新北市淡水八里区の淡水河と海が交わる河口あたりに位置する遺跡のことで、ここでは1800年前から暮らし、外部とも交流していた十三行文化の人々による、陶器や鉄器、墓などが発掘されています。河口に位置することから水産資源が豊富で、遺跡からは漁や貝を砕くために使われた網のおもり石や石器、また、魚の骨や貝殻も多く発見されています。また、十三行文化の人々は台湾原住民であるケタガラン族の祖先であった可能性が高いとされています。

特別展では他にも日本の古墳時代を象徴する「埴輪(はにわ)」のうち、国の重要文化財に指定されている全長約1メートルの船形の埴輪が副製品ではあるものの初めて台湾で公開されたり、琉球列島以南に生息するゴホウラという大型巻貝の殻を加工して作られた希少な腕輪も展示され、台湾と日本からの来館者が千年を超えて続く文化の交流と生命の物語を感じ取ることが期待されています。

新北市によると、十三行博物館は2013年に日本の宮崎県立西都原考古博物館と姉妹博物館提携を締結、それから現在に至るまで、相互訪問や復元実験等の研究計画で13年間にわたって緊密な交流を続けてきました。

十三行博物館は今後さらに多くの国際的な文化協力の可能性を開きたいとしています。

ちなみに、十三行博物館は、今年5月には山梨県の山梨県立考古博物館と学術交流協定を締結。

これにより、十三行博物館は、宮崎県、山梨県、兵庫県の考古博物館を含めた海外の5つの博物館と協力協定を結んだことになります。今後は姉妹博物館と共同で展示やイベントを企画し、考古学の知識普及と文化遺産の保存を推進していく予定だということです。

遥か昔の人々の文化的活動がもたらし今につながる、台湾と日本の交流についてでした。

新北市立十三行博物館と日本の姉妹館である宮崎県立西都原考古博物館との国際交流展「静土有聲:台日古代文物対話特展」の様子。2026年3月1日まで開催される。

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