今日のキーワードは、、、
「選舉之神」
台湾で「選挙の神様」と称されるほど台湾の選挙結果を正確に予測することで知られる日本の政治学者、小笠原欣幸氏を指している。
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小笠原氏は選挙を予測する方法として、総統選挙に関しては、1996年からこれまでの台湾の総統選挙を、現地調査とデータ分析を組み合わせ研究し、その研究成果にもとづいて予想するんだそう。2016年の総統選挙で各候補や政党の得票率を予想し、見事に的中したことを気に、台湾メディアから「選舉之神」「選挙の神様」と称されるようになったとされています。総統選挙の結果予測を始めた当時は、その予想を限られた研究者同士で共有しただけで、特にメディアで注目されていなかったということですが、毎回の総統選挙で予想を的中させることから、今では政治関係者をはじめ、多くの台湾の人たちが小笠原氏の分析に注目するように。台湾では選挙戦が時には1年近くの長期におよびますが、その期間中には外国人であるにもかかわらず小笠原氏の名前が連日台湾のテレビに出てくるほどその発言に注目が集まり、動向が逐一メディアで報じられるほどの存在となっています。
小笠原氏のこれまでの経歴として、イギリスや台湾の大学で客員研究員を務めたほか、東京外国語大学の名誉教授を経て、現在は台湾北部・新竹市に位置し、科学技術分野に強く、これまでノーベル賞受賞者や優れた科学者に送られるウルフ賞数学分野の受賞者を輩出してきたトップレベルの大学、国立清華大学の人文社会学院の栄誉講座教授を務められています。
昨年、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協は、小笠原氏の長年にわたる研究活動と成果は台湾と日本の相互理解の促進に大きく寄与したとして、「日本台湾交流協会表彰」を授与。また、同じく昨年、日本の外務省は外務大臣表彰を授与しています。
さらに、2023年には、主に政治や社会情勢などを扱うアメリカの週刊誌「ニューズウィーク」の日本版の特集「世界で尊敬される日本人100名」の一人に選ばれたことも。
そんな、世界中で高い評価を受けている小笠原氏。今月6日に自身のFacebookでこんな投稿をし、注目を集めました。
それは、「先日、蔡英文・前総統の自宅を訪問し、台湾の政局や国際情勢について共に意見交換した」と明かしたもの。投稿には二人のツーショット写真が公開されたほか、蔡・前総統の自宅で飼われている愛猫「阿才(アツァイ)」の写真もアップし、話題となりました。投稿では「蔡・前総統にお会いするのは久しぶりだった。総統を退任されてから1年半,リラックスされた感じだ。今回、穏やかな雰囲気の中で、意見交換を行い、多くのことを学べた大変貴重な時間となった」と感想が綴られています。
小笠原氏のfacebookでは他に、台湾の全22県市で行なわれる地方首長・議員選挙が,来年の11月28日(土)に決まったことに関する自身の見解を述べたり、新竹市内のどのカフェで作業するのがお気に入りか、そして清華大学の教職員での食事会の様子など、幅広い内容の投稿がされています。
小笠原氏の今後のご活躍に注目です。