皆さんは、「日本のロングセラーお菓子」と聞くと、何を思い浮かべますか?「かっぱえびせん」?「じゃがりこ」?「きのこの山」?などなど今や台湾にも進出し、世界中で愛される日本発のお菓子は数えきれないほどありますが、今回は、その中のひとつ「たべっ子どうぶつ」について、今年5月より日本全国で公開された「たべっ子どうぶつ」に描かれているキャラクターが大冒険を繰り広げるアニメ映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』が今月7日から台湾でも公開されたという可愛らしい話題をお伝
えします。
「たべっ子どうぶつ」とは、今年で創業95周年を迎えた日本の人気お菓子メーカー「ギンビス」が販売する、様々な動物の形をした薄焼きビスケットに、その動物の英語名が書かれたお菓子で、1978年の発売以来、「おいしく、楽しく、食べて学ぶ」をコンセプトに、幅広い世代に愛されるロングセラー商品となっています。カルシウムや、人の体に欠かすことのできない必須脂肪酸の一つDHAが配合されており、発売開始から半世紀近く、台湾をはじめ世界25の国と地域で販売されています。
名前を聞くと、ピンク色のパッケージを思い浮かべる方がいるかもしれませんが、これまで50種類以上のシリーズが発売され、どうぶつの形はバター味の場合46種類も入っています。素焼きのビスケットで46種類もの形状は、世界でも類を見ない取り組みなんだそう。
そんな沢山の可愛いキャラクターがフル3DCGアニメとなって初めて命が吹き込まれたのが今回の映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』で、日本ではすでに興行収入7億円を突破した話題作。主題歌は今年9月、台湾で2度目のワールドツアーを行ったばかりの台湾でも高い認知度を誇る日本のアイドルグループ「Travis Japan」が担当。
台湾では、日本語版と中国語吹替版が同時上映され、オリジナル版を見るか、子供に合わせて中国語版で見るかといった好みに合わせて鑑賞できるようになっています。
ちなみに、台湾をはじめとした中国語圏では「たべっ子どうぶつ」は「愉快動物餅」と言います。その由来としてこんないきさつが。
販売元のギンビスは1980年代に海外進出を始め、最初の海外市場が香港でした。当時は、香港で使われている広東語で「可愛いや面白い」を意味する「得意」、それに「動物の形をしたビスケット」を意味する「動物」、「餅」と漢字で書き「得意動物餅」という名称で販売していましたが、1998年に中国に工場を設立し、中国市場にも参入。その際、「得意」という言葉が香港で使われている広東語に由来し、中国では意味が通じにくかったため、中国で「楽しい」を意味する漢字「愉快」と書く「愉快動物餅」に統一、同時に香港でもこの名称に統一したとされています。中国ではのり味、あずき味、バナナミルク味、ココナッツ味など日本で発売されていないシリーズも製造され、2010年、日本が上海万博に出展したことを記念して、ギンビスはこれら4種類の味を日本で限定販売し、話題になったことがありました。

台湾の映画館で飾られた「たべっ子どうぶつ」のキャラクター(写真:CNA)