今日ご紹介するキーワードは「埃及」。
これは国の名前なんですが、どこかわかりますか?
「埃及」とは、ピラミッドやスフィンクスで有名な「エジプト」のことです。
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最近、台湾では「埃及(エジプト)」というワードをよく見かけます。
というのも、台湾南部・台南にある台湾最大級の私立総合博物館、「奇美博物館」が今年、イギリスの大英博物館と連携して、「埃及之王:法老(エジプトの王たち:ファラオ)」特別展を開催するんです。
台湾で過去最大規模となる「ファラオ展」で、1月29日からおよそ1年間、来年(2027年)の1月10日まで、280点もの貴重な文物が展示されるとあって、大きな注目を集めています。昨年10月20日に早割チケットが発売された際には、10万枚のチケットがなんと!わずか1時間ほどで完売したんですよ!
そんな、「奇美博物館」の「埃及之王:法老(エジプトの王:ファラオ)」特別展の話題の中で、「埃及(エジプト)」というキーワードでもう一つ大きな注目を集めた話題がありました。
その話題とは…
昨年末、ソーシャルメディア「Threads」に、国立台湾大学で経済学を専攻するある学生が、「先日、エジプトに旅行した際に、ピラミッド群のスフィンクス像付近で学生証を落としてしまった」と投稿しました。
旅行中、不注意で忘れ物や落とし物をしてしまうこと、ありますよね。
しかも、それが遠く離れた異国の地の場合、もう仕方ない…とあきらめてしまうところですが、なんと、この学生証が見つかったんです!しかも拾ったのは偶然にもギザのピラミッド群を訪れていた台湾人観光客!
この学生証を見つけた人物は、カイロ空港に向かう直前だったそうで、すぐに「Threads(スレッズ)」に投稿。プライバシーに配慮する形で写真をアップし、「国立台湾大学経済財政学部の黃同学、スフィンクス像の前であなたの学生証を拾いました。この後、カイロ空港に行くので、もし会えたら直接渡しますよ。もしくは台湾まで持って帰りましょうか?」と投稿したんです。
この投稿は瞬く間に拡散され、16時間以内に「いいね!」が10万件以上、コメントも1000件を超えました。
そしてついに、学生証を無くした黃さん本人につながり、本人がコメント欄に登場。「ありがとう!台湾に戻ってから受け取りに行きます!本当にありがとうございます!」と感謝の気持ちを書き込みました。
この黃さんの書き込みにも7万件以上の「いいね!」が付き、「まさか本当に学生証の本人が見つかるなんて!」、「これ、リアルなの?鳥肌立った!すごいね」、「台湾人に拾われて本当にラッキーだったね」などのコメントが相次ぎました。
さらに、この出来事がニュースとして紹介されると、「ワールドクラスの落とし物」とか、「台湾大学はエジプトにもキャンパスがあるんだ」と揶揄したり、「台湾の遺失物サービスはいつの間にか世界遺産レベルにまで拡大していたんだね」など多くのネットユーザーからユーモアあふれる反応が続出。
中には、「もしサハラ砂漠に行く機会があったら、指輪を探すのを手伝ってくれないかな…」なんて書き込みもありました。
なお、黃さんは過去に台北で4回、学生証を落としたことがあって、その時は戻ってくることはなかったんだそうですが、「まさかエジプトで落とした学生証が戻ってくるとは!」と驚きの様子を書き込んでいました。
ちなみに、「なぜエジプト旅行に学生証を持って行ったの?」と気になったネットユーザーからの質問には、「多くの観光スポットでは学割があるから」と回答していました。
実は私も観光で台湾を訪れていた時に、台北の街中で日本人のパスポートを拾ったことがあります。見慣れたものだったということもあって、台湾の人よりも先に私が気づいたんですが、今回の出来事も、もしかしたらエジプトで偶然学生証に書かれた“漢字”が目に入って、「なんだろう?」と気になって手に取ったことから始まったのかもしれませんね。
そして、そこからの「Threads」での連携。台湾は「Threads」使用者数が世界2位と大人気であることも今回の奇跡のような出来事を後押しした理由の一つでしょうね。
エジプトを舞台にSNS上で繰り広げられた今回の“大捜索”─。
今回は、偶然にも台湾の人が発見したということで、無事に持ち主のもとに届けられることになりましたが、旅先では落とし物をしないよう、気を付けたいですね。