今、台湾で最もホットな話題といいますと、3月初旬に行われる野球の世界一決定戦、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)です。
2024年11月に行われた野球の世界トップ12カ国による世界大会「プレミア12」で、台湾代表は決勝で、強敵日本を4-0で下し、悲願の主要国際大会初優勝を果たしました。台湾代表はさらに昨年2月、台北ドームで行われたWBC予選、一度は負けの許されない土俵際まで追い込まれたものの、地元ファンの大きな声援を味方に、本大会出場を決めました。
国際大会好成績による追い風もあり、昨年、台湾プロ野球は36年目のシーズンにして過去最多の観客動員数を記録、一試合の平均観客動員数も、1万人を突破しました。
こうした中、行われる今年のWBC。アメリカ大リーグ(MLB)とMLB選手会が共同で設立したWBCIが主催するWBCは、プレミア12とは異なり、アメリカメジャーリーグの選手も出場できます。各国よりレベルの高い選手が出場するほか、特に侍ジャパンは台湾でも大人気、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の出場が有望とみられていたことから、それこそ早い人では昨年の今頃からエアチケットやホテルを押さえていたんです。結果、WBC東京ラウンド、特に台湾代表の試合が行われる3月5日から8日の期間及びその前後の航空券は高騰しました。
そして、試合のチケットも段階的に売り出されましたが、人気の高い日本戦は「秒殺」、ほとんどの人が購入できず、日本戦の日は東京にいるのに試合がみられないという人が大量に生まれることとなりました。
こうした中、立ち上がったのが、CPBLの蔡其昌コミッショナーです。本日は、大会前から大いに盛り上がりをみせている台湾の「WBC狂騒曲」について、ご紹介しましょう。