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台湾ミニ百科 - 2026-02-04-【今が旬!キャベツ(高麗菜)&アテモヤ(鳳梨釈迦)】

今回は、台湾でちょうど今が旬の2つの農作物に関する豆知識です。

一つ目は、台湾で非常に人気がある野菜「キャベツ(台湾華語:高麗菜)」に関してです。寒い冬の時期、台湾ではよく熱々の麻辣鍋や火鍋といった鍋料理に必ずと言っていいほどキャベツが入っており、冬に旬を迎えるキャベツは、シャキシャキしていて甘く、食物繊維やビタミンといった栄養素を手軽に摂取できるだけでなく、価格も手頃なことから台湾でも人気があるのです。

キャベツはもともと17世紀にオランダ人によって台湾に持ち込まれ、その後、日本統治時代に暑さに強い日本の品種、例えば「初秋(しょしゅう)」「夏峰(なつみね)」などが導入されたことにより、台湾でも広く食べられるようになりました。現在、台湾におけるキャベツの主要な産地は中部の彰化県、雲林県、台中市で、台湾全土の生産量の半数以上を占めます。台湾市場で最も一般的に流通している品種は台湾で秋から冬にかけて多く生産される「初秋」です。

台湾ではさらに、各地の農業組合と貿易業者との連携により海外への輸出強化も進められています。12月からは、品種「初秋」をシンガポールへ直送しており今年2月の旧正月前までに9コンテナ(約162トン)の輸出を見込んでおり、東南アジア市場に加え、日本や韓国、アメリカ、カナダなどへの輸出拡大に向けても積極的に交渉を進めている段階です。特に日本への輸出に関し、昨年は年初に日本で大雪が降ったことから、台湾から日本へ輸出したキャベツは過去6年間で最高の約4,500トンに達しました。また、東南アジアに関しては食文化が台湾に似ているため、食感が柔らかく甘みのある品種「初秋」が好まれています。

台湾の農産物はキャベツに限らず種類が豊富で品質も高く、国内外から高い評価を受けているのですが、一方で、その多くは長期保存や長距離輸送に適さず、流通過程で約3割が痛んでダメになってしまう場合もあり、農家の収益に影響するだけでなく、消費者の信頼低下にもつながっています。

そこで、新鮮さを保ちながらの長距離移動を実現するため、政府は2021年以降、「農産物コールドチェーン計画」を大々的に推進しています。この計画は全国の農業・漁業・畜産分野を対象に、生産から消費者の手に渡るまでの全工程において、適切な低温環境を維持し、品質を確保する物流体系を積極的に進める計画で、2022年1月には、関連の予算を84億台湾元(約420億円)から126億台湾元(約630億円)へと大幅に拡充。

さらに、2024~2028年を対象とする次なるコールドチェーン計画もすでに進められており、今後も農家や農業関連企業に対するコールドチェーン設備の整備の指導・支援を継続し、農産物の品質安定を通じて農家所得の確保を目指すとしています。

ただ、葉物野菜であるキャベツはより痛みやすい上、水分を多く含むためこんな問題が。それは、冷却速度が遅い従来の冷凍設備では、解凍の際に組織が崩れやすく、水分が流出し、食感が柔らかくなってしまうということ。そこで政府は、東部・宜蘭市の国立宜蘭大学の謝昌衛・副学長が学術・研究機関、農民団体、加工業者と連携して開発した、新しい冷凍技術「液体窒素冷凍技術」を導入。液体窒素を冷凍の際に使用することで、野菜の中心部の熱量を従来の3倍から300倍の速度で取り除き、氷の結晶の成長や再結晶化を大幅に抑制。これにより、細胞膜や細胞壁の破壊を防ぎ、シャキシャキ感、色、栄養成分をほぼ完全に保持できるということです。

政府によれば、この技術により冬に収穫されたキャベツを冷凍保存し、夏に供給することが可能になるということですが、コストは高めで、現在は主に台湾のコンビニエンスストア向けに展開する予定に留まっています。この冷凍キャベツの生産を担当する企業によると、現在コンビニとの契約を進めており、最短で今年4月以降の販売を予定しています。味付きと味なしの2種類を販売予定で、量は一袋約250グラム、販売価格は60元(約300円)以上を予定しているということです。「液体窒素冷凍技術」で処理されたキャベツは洗浄不要で廃棄物も出ず、電子レンジで2分加熱するだけで食べられ、食感もシャキシャキ感が保たれるということなので、今後海外輸出向けのものにも適用されることを期待したいですね。

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次なる豆知識は、台湾東部・台東県で多く生産されている熱帯果物の一つ、「アテモヤ(台湾華語:鳳梨釈迦)」について。アテモヤは「森のアイスクリーム」と呼ばれるほどとても甘みが強く、パッションフルーツやパイナップルのような香りがすること、そして外見は緑色でトゲトゲとしていて、果肉は白く弾力があることが特徴です。

台湾は世界でも高品質なアテモヤを生産している国の一つで、現在、台湾の主要な輸出品目でもあります。日本へは検疫上の問題で生のまま輸出ができないことから最新の急速冷凍技術を活用した輸出が行われています。ただ、これまでは付着している虫の除去を手作業で行っており、時間と労力がかかっていただけでなく、完全な除去は困難でした。

この問題を解決するため、農業部(日本の農林水産省に相当)台東区農業改良場は長年の研究開発を経て新型の果実清掃機を開発。複数の工程を経て、虫の除去、清掃、殺菌、水分除去を同時に行うことができ、この機械により、虫の除去率は100%に達します。1時間あたり1,200個以上の果実処理が可能で、作業効率は手作業の時と比べ約3.3倍まで向上。また、集荷場の作業環境の改善、品質の向上にも寄与します。今後、順次集荷場への導入が進められ、アテモヤの輸出競争力向上が期待されています。

そんなアテモヤは毎年12月から4月までが旬ということで、皆さんも機会がありましたら、濃厚な甘みを楽しめる台湾産のアテモヤ、試してみてはいかがでしょうか?

恩納村のユニークな自然農法で甘く実る、亜熱帯の果樹「アテモヤ」 : SHUN GATE : 日本の食文化を紹介

アテモヤ

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