政府主催の2026台湾ランタンフェスティバルが3月3日から15日まで、台湾中南部の嘉義で開催されています。7日夜、野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場していた台湾代表チームにエールを送るため、「TEAM TAIWAN大パレード」が行われました。数十万人の観光客が、30を超える団体、1000人以上のパフォーマーとともに会場を盛りあげました。フィナーレでは日本・青森の「ねぶた灯籠」が登場し、会場からは大きな歓声が沸き起こり、会場は巨大なカーニバルのような熱気に包まれました。
中華文化総会の李厚慶・秘書長は、青森のねぶたを今年の台湾ランタンフェスティバルに招いたきっかけについて次のように述べました。
「中華文化総会は、日本台湾交流協会とともに、2021年から一つの楽しいプロジェクトをスタートさせました。その取り組みの中で、日本を代表する現代アーティストの奈良美智さんを台湾に招き、展覧会を開催してきました。
こうした交流の過程で、奈良美智さんの故郷・青森で行われる大変重要な祭り、青森ねぶた祭にも注目するようになりました。ぜひこの大型のねぶたを台湾に紹介し、台湾の人々にも見てもらえたらと考えたのです。
去年、私自身も青森を訪れ、ねぶた祭を実際に見学する機会がありました。その際、関係者の皆さんと知り合うことができ、ぜひ台湾に来て制作していただけないかとお願いしました。そして今年、2026年の台湾ランタンフェスティバルに合わせて台湾で作品を制作していただくことになりました。
今回は2人のねぶた師が協力して台湾に来てくださり、台湾の物語をテーマにしたねぶた作品を制作しています。ランタンフェスティバルの夜には、光と熱に包まれたねぶたを通して、台湾の皆さんにもその魅力を感じていただけると思います。
また、去年青森を訪れた際に強く感じたのは、ねぶた祭は単なる芸術作品の展示ではなく、市民の参加によって成り立つ祭りだということです。創作だけでなく、多くの人々が関わりながら盛り上げていく文化なのです。
そこで今回は、日本のねぶた師を台湾に招くだけでなく、台湾の学生や市民にも制作過程に参加してもらいました。日本の制作チームとともに交流しながら、ねぶたの立体的な構造や制作技術を学んでもらっています。
さらにランタンフェスティバルの期間中にはパレードも行われ、台湾の高校生や大学生、日本の大学生も参加し、一緒にパレードを完成させます。こうした交流はとても意義深いものになると思います。」
(編集:王淑卿)