現在、台湾でいわゆる「日本就職ブーム」が起こっていること、ご存知でしょうか？ 日本政府の統計によると、2024年末時点で日本に滞在する台湾人は7万人を超え、10年前の1.75倍に。このうち就労ビザを有する人数は、2014年の3400人から1万5000人へと急増し、10年間で4.5倍の伸びとなりました。 特に専門職向け就労ビザを持つ台湾人は、10年間で8倍以上増加しています。 また、台湾の政府が明らかにした最新の統計によると、2024年に台湾から日本や韓国へ働きに出た人の総数は2023年と比べ68％増加しました。なかでも日本に行く人の数が際立っています。 台湾での日本語能力試験の受験者は世界で3番目に多い毎年7万人を超え、大学のおよそ5校に1校が日本語関連学科を設置していることから、日本語能力の優位性は明らかです。さらに、多くの台湾の若者が日本での就業を単なる短期収入ではなく、キャリア形成の一環と捉えている点も、日本企業が正社員として受け入れる動機につながっています。 現在日本は少子高齢化による人手不足により、外食、観光、小売、IT分野での人材確保が急務となっています。日本政府は、経済成長の目標達成のためには、2040年までに6...

今回は、ネットフリックスでの配信が始まってから台湾のみならず香港・シンガポール・マレーシア・インドネシアでもドラマ部門でトップ10入りを果たしたラブ・コメディドラマ『結婚してる…それでも！／英語名："I Am Married...But!"』とその主題歌をお送りいたします。中国語の作品名は「童話の続き」という意味の『童話故事下集』です。 この作品は、今年のバレンタインデーに全12話配信され、たっぷりの幸福を感じられる作品かと思いきや、「童話のようなハッピーな結婚」のその後に待ち受ける、義母との関係や夫婦間の衝突など、次々と押し寄せる問題にどう向き合い、危機を乗り越えていくのかを描いた作品で、ラブコメディの定番をひっくり返すような作品となっています。SNS上では「セリフがリアルで共感できる」など投稿され、今年話題になった台湾ドラマの一つです。 主題歌は、1999年に結成し現在はボーカル兼キーボードとドラムの2人で活動する台湾のバンド「Tizzy Bac（ティジー・バック）」がこのドラマのために作曲した「愛的多重宇宙（About Our Multiverse）」。結婚と愛情のさまざまな可能性を探求し、「運命の人に出会った後の童話の続きはどう紡ぐ...